12.Oktober.2017

前回の日記の後、引越ししたり、書類をかき集めたり申請したり、
息子が新しい幼稚園に行ったり、ぱぱ氏の仕事が始まったり、カウンセリングに通ったり、
娘のおっぱい祭りに付き合ったりしていた。

そうしたら、あらびっくり。最後に日記を書いてからもう、2ヶ月半が過ぎている。

娘はもうじき3ヶ月。ほっぺが落ちそうなほどぷにっぷにで、
私・ぱぱ氏・息子からの頻繁なちゅっちゅ攻撃を受けている。
1

そして、おっぱいが首の皺の間に入り込んで悪臭を放つので、毎日風呂に入れないといけない。
お風呂の時には、いつの間にか手の中に握りこまれたホコリもきれいにしないとならない。
…こういうこと、すっかり忘れていたな、と思う。

ぱぱ氏は、こんなべっぴんさんが家にきて、どうしようね!と頬をほころばせるし、
息子は息子で「ねえママ、どうして娘はあんなに素敵なの?」と
便器に座りながら真顔で私に聞くし、面白い。
(どこに突っ込みを入れたらいいのやら。)



ひとまず、新しい町に慣れてきたので、後はいかに勉強時間を確保して、
人とつながりを作って、コンサートの機会を得るかだ。
娘を抱っこ紐にいれつつ、がんばろうと思う。

2

坂と階段の多い、素敵な古い町です。
幼稚園に行くまで、娘を抱っこ紐に入れて上り坂を30分ひたすら登り続ける。
脚がむきむきになりそうです。


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31.Juli.2017

産院
7:35

分娩室入り口でMutterpass 母子手帳を助産婦さんに渡して、そのまま
入院用かばんを一時的に置くロッカーのある所へ案内され、子宮口をチェックしてもらう。

「はい、8-9cm開いてるわよ」

と返ってきて、ぎょっとする。え、開いてるの?このまま出産なの?
ちょっと待て、今からだとぱぱ氏到着は30分以上後だぞ。

「ええっと、夫が立会いを望んでいるんだけど」
「ここに着くまであとどのくらいかかりそうなの?」
「30分は確実にかかります」
「旦那さんに、速やかにこちらへ向かうように連絡するといいわ」
「いや、でももうこの状況だと間に合いませんよね、これ」
「大丈夫!絶対に間に合うわ。賭けましょうか?」

とウインクと冗談でしめて、動きやすい服装に着替えておいてね~、と去っていく助産婦さん。

前回、あっちゅう間に子宮口開いた気がするなー、とため息をつきつつ、
また迎えに来た助産婦さんに連れられて、分娩室へ。

7:45
入った分娩室の、5年前の記憶とのギャップにびっくりする。
5年前は、暗闇にひとつだけオレンジ色のランプが付いたとってもムーディーな
お部屋だったのに、今回は朝日降り注ぐ、大変清潔感のある爽やかな部屋だった。
ってそりゃそうだよね、5年前は夜中の出産だったし、この産院には3つの分娩室が
あるんだから。

…というどうでもいいことを助産婦さんと話し、その間にお腹にCTGの機械をつけてもらう。
今回初めて、無線のCTGをつけてもらった。
これにより、妊婦が動き回っていても数値を測定できるらしい。

分娩室にて、分娩台(ただのベッド)に乗ろうか迷うも、その間に陣痛が来たので
ベッドの横に立って両手を付き、その体勢のままやりすごす。
そこで、ベッドの上にぶら下がっていた青いザイルを発見して、おろしてもらう。
これで安心。しがみ付くものができた。
そういえばこのザイル、赤ちゃんの抱っこ布(ちなみにDidymosの)を3つ繋げてあった。
確かにこれ、柔軟な布だもんな。出産時に苦しみながら引っ張るにはぴったりだわ。

陣痛と陣痛の間は全く痛くない。余裕で助産婦さんと冗談を飛ばすことができるし、
ぱぱ氏と「今どこか、何時に産院につくか、今どのような状況か」という連絡を
ラインでする余裕もある。
陣痛が来たらザイルをしごき下ろしながら息を吐きつつ、ベッド横にしゃがんで行く。
陣痛が止まったらすくっと立って、ベッドに置いた携帯電話で業務連絡。

(分娩室で、しかも無線のCTGを使っているのに携帯電話の使用を見逃してくれた
助産婦さんに感謝。多分あまり好ましくはなかったはずだ。)

しかしながら、もう、股の間が結構じわじわ痛い。気を抜いたら何か出そう。(子どもです。)
痛くない時間がだんだん減ってきて、痛みを逃す時に「ぐ…」と声が出る。
そこでぱぱ氏より連絡:「8時7分着予定」。
あと15分。


無理です。我慢できません。



絶対無理。もう無理。待てない。出る。
とぶつぶつ言う私に、大丈夫、絶っっっ対に赤ちゃんは待ってくれるから、大丈夫よ!
またも確信を持って力強く言ってくれる助産婦さん。
もう一度携帯電話確認、「電車遅れてる」との追加メッセージを読んで、
気が遠くなりそうになる。

8時5分
陣痛が来ると同時にベッド脇にしゃがんだまま、もう立ち上がれなくなる。
直ぐに助産婦さんが2cmくらいの厚みのあるゴムマットを持って来てくれて、
ベッド脇に敷いてくれる。
下着を脱がせてもらって、たくさんの防水シートを敷いたマットの上にひざをつき、
青いザイルにしがみ付いて、泣きそうな獣のような声をあげる。
助産婦さんが、「今手術室に先生(産婦人科医)いる?すぐに分娩室に来るように言って」と
電話をかけている。

じきに、インターンの女医さんが現れ、私の目の前にあった椅子に座り、
床にひざをついて苦しみに喚いている私の両手をぎゅっと握る、という役をしてくれる。
いきみたい、いやまだ待たねば、という心と身体の葛藤と闘う。

8時10分過ぎ
誰かが分娩室の受付に入る呼び鈴を鳴らしたのが聞こえた。
「ほら、きっと旦那さんよ!来たわよ!」とすかさず言う助産婦さんと、それを承認する
ように、ぎゅっと手を強く握り返してくれるインターン女医さん。
よく分からない叫び声を出しながらも理解し、お、もう出していいのか、と気が楽になる。
という訳で、いきみ始めた。
「分娩室にいる人さあ、りりさんて名前ー?」というのんびりした受付の人の質問に、
「そうよっ!入れていいわよー!」と気合の入った返答をする助産婦さん。この温度差。

分娩室入り口に尻を向ける形でひざ立ちになっていたのだが、肩越しにぱぱ氏が
入ってくるのを確認。(もうこの間ずっと動物のように叫んでいる私。)
「女医さんと交代して椅子に座って、奥さんの手握りなさい!
 りりさんは旦那さんの手と足にしがみ付いて頑張んなさい!」
との指示にあわあわと座り、私が上半身を埋められるように膝を提供してくれるぱぱ氏。
そんな彼の手を容赦なくつぶす勢いで握って、叫んで、踏ん張るりり。

うつ伏せだし、ぱぱ氏の太ももに顔を埋めているので助産婦さんと女医さんの視線も見えず、
何が起こっているか分からないので、叫びながらも、取り敢えず身体の感覚に集中して
出産に集中しよう、と考える。(…いや、もう声は止められないもんだ。出産だもんな。)

出口を赤ちゃんの頭が押す。一旦奥に引っ込む。また押す。
それに従って出口も開いたり閉まったり。
ある程度の所でもう我慢できなくなって、ぐっと押す。
すると突然、長い間溜め込んだお通じ(失礼します)がやっと出た!というような
スッキリ・充実感に満たされる。ここで頭が出た。
この時点で、私の仕事が終わったような気すらする。リラックス。

「ネズミちゃん!さあ、回るのよ、ネズミちゃん!回ってー!」
と助産婦さん、(多分)頭だけ出している赤ちゃんに呼びかける。
お腹の中で、赤ちゃんの身体がぐにゅんと90°回った。
で、ずるずるーっと引き出される(もしくは滑り落ちる?)感覚と、
ほぎゃっほぎゃっというのが聞こえた。

肩越しに眺めると、紫色がかった、濡れた赤ん坊がいた。


--------

ひとまずここまでで。
先週は、ぱぱ氏・私と一日置きにインフルに罹り、その翌日には乳腺炎、と散々でした。ひー。
まだ乳は腫れていますが、熱はもうないのが救いです。

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25.Juli.2017

出産予定日 7/17 40W0T 家にて

4:30

「きた。これだ。」
という下腹部痛で、ぱっと目が覚める。
ここ一週間、寝ている間に起こる痛みには敏感になっていようと常にアンテナを張っていた
だけに、直ぐに気付いた。
(ちなみに、ここ一週間、寝ている間も起きている間も全く痛みはなかった。)
例の、細長い痛みが膣の中に向かって突き刺さってくるような痛み。
おしるしがあるかどうか確認するも、ゼリー状のものも、うっすらしたものもなし。
ということは、これは本物の陣痛じゃないと思い、寝室で寝転がったままネットサーフィン開始。

5:00
ちらちらと時計を気にしていると、どうも痛みは5分毎に来ている気がする。
でもそこまで痛いわけじゃない。ああ、痛いのきたわと思いつつも、今日の天気を検索して、
息子に幼稚園に水着を持って行かせるか否か、を考える余裕がある。
痛いけど、我慢できないほどじゃない。

そこで、出産準備コースの時に助産婦さんが、陣痛アプリなるものがあると教えてくれたことを
ふと思い出し、検索してダウンロード、使用開始。
(私が使ったのはWehen Zählerという実にシンプルな無料アプリで、
 起動させるとFruchtblase ist geplatzt(破水) Start Wehe(陣痛開始)の二つのボタンがある。
 陣痛が始まると同時にStart Weheを押し、痛みが無くなったらStopp Wehe (陣痛ストップ)を押す。
 陣痛の回数、開始から終了時間、かかった時間、陣痛間隔を記録できる。)

5:30

時報か何かですか?と疑いたくなるほどきちんと5分毎に来て、1分で去っていく陣痛。
(1分陣痛、痛みの無い時間が4分、そしてまた1分陣痛…)
3分を切ることすらある。
アプリのメッセージで、『陣痛の間隔が3分を切りました。至急病院に向かってください』と出るが、
いやいや、またまたご冗談を…と笑って受け流す。

6:00

息子とぱぱ氏を起こし、「産まれるのは今日かも知れない」と告げる。
5分間隔の陣痛が1時間半続いていると知らせると、動揺するぱぱ氏。
時々痛みでぴたっと止まりながらも普通に朝食の準備をする余裕がある私。
いつも通りに朝食を取りつつ、今日の予定を話し合う。
今陣痛始まったばっかりだし、出てくるのは多分今日の午後とか夕方だと思うよ、と
話す。万が一の時に息子の迎えに行ってくれる、という友人に連絡をする。
ぱぱ氏には、早めに息子を幼稚園に送ってくれるよう頼む。7時半から預けられるので。
ぱぱ氏とは、この後私が産院に向かい、息子を幼稚園に送った後ぱぱ氏が産院に駆けつける、
ということにしようと話し合った。

6:30
行儀が悪いのは承知で、食事中も携帯電話を食卓に置いて陣痛間隔を測り続けていた私。
やっぱり2時間ずっと続いている5分間隔。
ごちそうさまをして皿を片付け、息子と会話をしている時に、どうも息を詰まらせていたらしい。
とはいえ、2人を送り出し、キッチンを片付け、息子との約束のちっちゃなジュースアイスを作る。

7:00
産院に電話して、2時間半くらい5分間隔の陣痛が続いている、行ってもいいかと聞く。
2人目の出産です、と告げると、あわてた様子で、それは早く来てください、と返ってきた。
もしこの段階で産院がいっぱいだったら、他の産院に回されると事前に聞いていただけに、
ひとまず受け入れて頂けると分かって安心した。
ちなみにこの産院は息子を産んだ時と同じ場所で、事前に申し込みをしてあった。

それから、タクシーを呼ぼうとしたのだが、タクシー会社の番号を控えていなかった事に気付き、
慌ててネット検索して、やっと一台お願いする。

7:15
入院用かばんを持ってタクシーに乗る。
ああ、息子の時はここでベビーシートも持ってったんだよなあ…と感慨深くなる。

タクシーのおじさんに、
「いやー陣痛があるので一応産院に行くんです。帰されないといいんですが」
と伝えると、運転手歴30年だという彼は

そうかー、自分も自分の妻の出産の時はどきどきしたなあ、
俺が倒れたら誰が俺の面倒を見てくれるんだろう、とか心配したもんだよ、というか最近は
出産の時にビデオ撮るとかあるだろ、あれどうかと思うんだ、だって妻が苦しんでいるのに俺が
ビデオ撮影とかするなんて…ビデオ撮影と言えば近頃の若いもんは携帯を使って

…と始まってしまった。うんうん、と真顔で聞きながら、たまに訪れる痛みをやり過ごす。
後から思えば、このおじさんのお陰でうまく平静を保てたのかも知れない。
そういえば、この町は平日7時半辺りから交通量が激しくなって渋滞が多発するんだと聞いた。
(私はこの町に住んで長いけれども、車が無いので交通量のことは知らず)
ギリギリセーフ。

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続きはまた近々。

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19.Juli.2017

出産予定日の朝4時半、陣痛っぽいものがいきなり5分おきで始まり、
まあどうせまたこれ途中で止まるんでしょ、とのんびり朝食して息子を幼稚園に送りだし、
その後一応産院に向かったら、到着後40分して子どもが産まれました。

経産婦とはここまで…と思いたくなるほど冷静な、そしてスピードのある出産となりました。
ありがたいことに私ももう一人も健康です。
時間ができたらまた詳しく。ご心配くださったかた、どうもありがとうございました!

ちなみに、出てきたのは娘でした。

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12.Juli.2017

出産予定日が近づいてきた。

ぱぱ氏とも話しているが、中の人は間違いなく、こちらの色々な問題が解決するか、
解決の兆しが見えるかしない限り出てこないであろうと思っている。

つまり:
・新住居が決定し、入居日が決まり
・ぱぱ氏が論文を書き上げ
・私の新職場の面接日が決まり、若しくは(結果はどうあれ)終われば

出てくるのではないか。
しかしそうなると、出産予定日を大幅に過ぎないと出てこない計算になるなー。ははは。


新住居問題は深刻だ。
不動産屋は結局、10日ほど前に私たちの書類を大家さんに回したそうなのだが、
待てど暮らせど返事がこない。
痺れを切らして大家さんに直接連絡すれば、彼としては私たちを新住居に住まわせることに
なんら依存はないし、それどころか嬉しいとすら思っているけれど、今度は
その新住居の最上階に住む人が、私たちの住みたい住居(彼の住居の2階下)が空くと聞いて、
自分の彼女を住まわせたい、と大家さんに訴えてきたのだそうだ…。

なんだそれ。

とも思うが、どうもその最上階の人と大家さんは長い知り合いのようで、その人にも
気を遣わないといけないんだよ、でも私たちには今週中に連絡をするよと約束してくれた。
そしてそれをまた、不動産屋に報告する私。


…ちょっと待て。不動産屋は誰なのか?私か?おい。


どうなることやら。出産後にやっぱりその住居はダメ、となった場合、私が住居探し出来ないので
非常に困る。こうなったら今週中に平行して新しい住居を探すしかないのだろうか。
考えるだけで、胃がキリキリする。

*

そういえば、5月末を境に私の体重が増えない。じわじわと2Kgくらい減っている。
まあ妊娠前と比べてそれでも13Kgくらい増えてるからいいのか。

ちなみに40週目に入っていきなり恥骨痛が消えた不思議。
どうなってるんだ。これ、もっと運動しなさいよってことなのかも知れない。

何にしても、赤ちゃんってやつはいつもベストなタイミングで出てくることは分かっている。
私たち皆にとって一番いい時期にね。
赤ちゃんが産まれてくれば何か変わるだろうから頼むよ、という考えで
待っている限りは来ないわな。
自分たちの力で、赤ちゃんが落ち着いて過ごせる環境を整えてかないといけないんだから。


meister

両親の内心の葛藤をよそに、いつのまにか木登りマイスターになっていた息子。
最後のひとりっ子期間を満喫しています。

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5.Juli.2017

気づけば39週目。中の人はありがたいことに、元気に育ってくれている。
歩くたびに恥骨は痛いけれども、まあ前回もこうだったし大丈夫、という程度。


と、ここに来ていきなり、来年始めたいと思っていた大学の仕事(開始は今年10月)の
募集がいきなりかかっていることが分かったので、急いで応募し、もし書類審査が通れば
7月半ばの実技面接を受けられることになる。
実技面接までの間に課題が与えられ、それを面接にて発表するということ。


    ええっと、7月の半ばは、出産予定日。


出産まであと2週間というところで、そろそろ自分の体を労わろうかと思ったところでこれか!
と思うが、とにかくやってみようと思う。
まあ、面接日前に産まれてしまったら仕方ないので断るし、後だったら…ラッキーだ。

ぱぱ氏の方はひとまずひと段落つき、書類が通った場合の面接準備に私が時間を割く場合
彼が息子の面倒をしっかり見てくれることが可能になった。

今回の妊娠生活はかなり、ギリッギリのキッツキツだなあ。
さてはて、赤ん坊が出てくるまでにどうなるのか?!

…ちなみに、住居、まだ見つかっていません。引越しまで1ヶ月切ってますが…。
こちらも最後まで諦めずにねばります。

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