14.Mai.2011

前日、最近あまりコンタクトを取っていなかった弁護士H氏がいきなり
「で、本当に裁判での通訳いらないの?警察の事情聴取で通訳使ってなかったの?」
と念押しの電話をしてきたので、何となく裁判の日程が決まったような予感はしていた。
使わせてもらったことないし、要らないお。

というのも、日本語通訳の方はたいていこの町の日本人コミュニティとよぉく
つながってらっしゃるし、その方から私の状況が他人に漏れる、ということを避けたいのだ。
守秘義務はあるだろうけれども、匿名だとしてもネタとして話されることが予想される。
で、個人特定、さようなら、といったふうだ。世界はとても狭いのです。 
専門用語攻めされるとキツいが、それ以外なら何とかなる。いや、これから何とかする!

*

裁判は約2ヶ月後で5回、3週間にわたる。
私が"証言者"として召喚されたのは2回目。被害者兼、この事件での唯一の目撃者。
その日は他にも証言者として、通報した時に聴取をした婦警、警視庁の聴取での刑事、
その他にも医師が来るらしい。多分私の怪我の写真を見て検分をした人だと思う。
(会ったことはない)どの箇所がハンマーの柄で殴られた部分です、とか証明してくれる
のだと思うけど。検察の人とかなのかなあ。ようわからん。

しかも、私に割り当てられた時間が2時間。
2時間もの間、相手の弁護士からいぢめられるんだwこわいww
いざとなったらH氏が助けてくれるに違いないが、ここで言い返せないのも悔しい。
しかし言い返したことで不利になるようなら、それも悔しい。難しいね。

召喚状には、証言者として出廷・供述するのは義務だけれど、他の日に裁判に来なくても
弁護士があなたの代理人でもあるので、裁判は進みます、とあった。
別に毎回来なくても問題はないですよ、ってことだ。
被告人を5回も見たくないけれども、これも中々ない経験だろうし、行くかな。
でもね、何が嫌って、いきなり質問ふっかけられて揚げ足取られそうなのがいやだw
テレビの見すぎだろうか(´・ω・`)

最終日に判決で、異存があれば裁判が続く…。

*

この7月は、私にとってものすごい7月になるだろう。
日本ですら警察や裁判なんて他人事だったのに、まさか異国でやる羽目になるとはな。
訴えられる側じゃなかったのが、不幸中の幸い。
もちろん、被害者としてだって、悲しいし痛いしつらいから嫌だけどな…。

起こったことは仕方ない!これからどうするかを考えねば。おうっ!

*

裁判が7月で出産が11月。ということで召喚状をもらってからパニクった私。
何でかって、裁判が終わったらドイツから「さようなら通告」を受けると思ったからだ。
その辺の不安をまた弁護士W氏にメールで伝えて、助言を請うた。
嬉しいことに翌日に返信、そして、滞在に関しては全く心配がないことが告げられた。
10月末までの、裁判に出廷するための特別ドイツ滞在許可の申請が
そのまま効く、ということだ。

裁判は飽くまで"予定"。
裁判官が病気で出廷できないかも知れないし、他の証言者が来れないかも知れないし、
意味のわからない遅延があるかも知れないし、被告が控訴するかも知れない。
7月以内に終わるとは、誰も証明できない。よって、どのみち長い滞在許可が要るらしい。
で、もらっちまえばこっちのもん。 

滞在許可は嬉しいが、裁判が数ヶ月に及んだら困るな、とふと思った。
精神的に疲れてしまいそう。 
だからって無罪判決とかされたら、こっちが控訴しなきゃならんだろうけどさ。

*

赤がお腹の中で、彼の父親の声を初めて聞くのが裁判所ってのもなかなか…。
というか、被告人はいつ、彼に新しい子供ができたことを知るんだろ??
裁判前に知るとしたら、弁護士づてで聞くのだろうけどもね。
裁判中に知るとしたら、どんな表情をするのかちょっと興味がある。

おしまい。



12.Mai.2011


神友人より白玉粉様を送っていただいたので、作りたいと思ってたいちご大福、を
取りやめてごま大福を作ることにした。

まずあんこ作りから。きび砂糖で作ってみたら、どうも健康的な色になった。
adzukipasta

豆をゆでる時に水が少なかったらしく、こげた。
小豆の、というよりも焦げのかほりただようあんこになった。くちゃい。
砂糖はかーなり少なめにした。100gとかそれ以下。味見しながらの砂糖投入で、
このあんこ単体で食べる分には甘さ控えめでいいけれども、
これを大福に使うには甘さがなさすぎたので、次回はもっとたくさん入れる。
そもそもきび砂糖って甘さ控えめのような気がする。あんこ向きじゃないのかも知れないね。

この焦げあんこはほんの序章。ここから私の安定したクオリティが発揮されることになる。

それから、大福作り。
白玉粉に水を入れる段階で、また全量投入というあほをやらかす。
水は少しずつ入れた方がいいのにも関わらず、だ。
よって、水を定量より多く入れねばならず、大福生地が溶ける程やわらかくなった。
 
中にあんこを押し込めるとき、あんこが温かいのと生地が水っぽいので、大変な騒ぎ。
ball
ざんさつされた大福たちの安置所 って感じがするな、と思った。
(写真はゆでられた後の大福たち)
この丸める作業でふと、このあんこ硬くね?と気付く。なんだか、歯ごたえがいいw
で、この大福たちをお湯に入れると、あんこたちが大福の中から逃げる逃げる。
ゆで汁があんこ色に染まった。

黒ごまをかけると、なんとかそれなりの見た目になる。
sesamball

完成!

*

食べはじめたら、ぼろぼろ目から汗が出てきた。
何で私が作るのってこんなにもまずいんだろう、とか
かーちゃんの作るあんこと味が違う、とか
こんなことすらうまくできないの悲しい、とか
自分が部屋に一人ぼっちで座ってて寂しい、とか
こんなへんちくりんなお菓子を赤に持たせたら
お前のカーチャン料理へたくそ、って赤がいじめられるかも、とか
一時にたくさんの感情がおそってきた。大福おそるべし。
(※妊娠中は感情的になりやすい時期だ、とわかっちゃいるけどやめられない。)


で ふと思い立って鏡の前で「イー」したら

予想通り、歯の隙間にたくさん黒ゴマが詰まってて、泣き笑ったw(`;皿;´)


わたくし自身の弁護をさせていただきますとですね、今日の大福は
もちもちした食感が美味しかったのでありますよ!
ほぼ全く甘くないから上から更にきび砂糖をかけたが、甘くならなかった。
きび砂糖は健康にいい味がするけれども、次は砂糖の種類を考えようっと。
甘い砂糖と、そんなに甘くない砂糖があるのね。

*

今日も、よくわからないことをしてしまった。しかしながら楽しかったのでよしとする。
Es ist noch kein Meister vom Himmel gefallen!!おーいえあ。



10.Mai.2011


ドイツでは外人、という人たちが特に好きだ。色んな文化や習慣があって面白すぎる。
見た目も母国語も違うのに共通点を見つけたり、妙に親近感が湧いたりする。

ドイツ人(ドイツ生まれと定義する)でも、父がギリシャ人だとか、母がチュニジア人だとか、
父がトルコ人だから少しはトルコ語が理解できるとか、
色んな国の血を引いてるということはとてもお得だと思う。
一人の人間の中に数個の文化が同居してるということだ。ドラッグストアみたいだ。
是非、全部の文化を大切にして誇りに思ってほしい。と、うちの赤にも思う。
私がまず、日本文化とはいかなるかを説こう。(大きく出たぞw)
…と、赤の父親方の文化も少しかじったほうがよさそうだ。

*

で、最近お気に入りの同僚Oがいる。
トルコ人、21歳、ちっこくてお腹がぽっこりしている。
童顔だが、そのぽっこりお腹と毛の濃さから、25歳と誤解されることが多いそうだ。

もうこの子がちょう可愛い(*´д`*)
何が可愛いって、行動を見るだけで、彼が何を考えているか手に取るように分かるのが可愛い。
歩いてる途中に落っことしたフォークを見て、ちょっと顔をしかめて、
今拾うか後にするか考えて後にすることにきめた! という考えが読める。
表情が豊かなのかもね。

一生懸命やっても、要領の悪さからか、仕事が遅いのすら可愛い。
よって、同僚たちに愛されている。もうSchatziとか呼ばれる始末。
弟キャラにしか見えないと思ってたら実際に、兄貴が5人(!)いるらしい。
他に妹が2人。8人兄弟。トルコおそるべし多産系(一般的にどうかは知らない)。

どこかで見つけてきた1本のたばこをわざわざレジの所へ持ってきて物陰に隠し、
「りり、これは俺のだから見張ってて」とすごくいい笑顔で言ったり、
あなたは本当に考えが顔に出やすいね、と言ったら
「うん、悪いことは考えてないからね」と真顔で言ったり、もうかぶりつくレベル。
同僚も、「すげえいい女がお前のこと呼んでるよ」と彼に伝え、彼がちょっと恥ずかしそうに
客席をきょろきょろするのを見てほくそえんでいる。(もちろん誰も呼んでないw)

うっかりしてると、いい子いい子と頭をなでてしまいそうだ。理性を保たねば(●´ω`●)

*

突然だが、今日の他の同僚。

一生懸命、眉間にシワをよせ唇をかみ締めつつ重いテーブルを運んでは立てかけ、
運んでは立てかけしていた同僚A。とてもピリピリした雰囲気。
そこへ同僚Bがひょっこりやってきて、大量に立てかけられたテーブルを見やり、突然叫ぶ。

B「ちょ、お前何やってんだよ!!」
A「何やってるって何だよ!何か問題でもあんのかよ!」


B「なんでもないっぴょーん♪」


Aは「このやろう!」とぷんぷんしてたけど、横ではらはらしつつ聞いてた私は大爆笑。
B、ウィンク。Aの肩の力は、すっこり抜けたと思う。
こういう思いやりのあるいぢめに接する度に、どこの国にもいい奴はいるもんだなあ、
と ほのぼのするのだった。



6.Mai.2011

・お腹が気になる。
 腹囲は先週とまったく変わらないんだけれど、でも下腹が出てきた予感。
 うつぶせで寝ると赤に悪い気がするので、仰向けを心がけるようになった。
・坐骨神経痛がようやく収まりつつある。
 病院に行って、理学療法の処方箋をもらい、マッサージに行ったお陰かも。
 痛みがなくなったらなくなったで、ちゃんと子宮が大きくなってるのかどうか心配になる。
 ジレンマ(´・ω・`)
・体重の変化はやはり、あまりなし
・ねむたい。
 昼間、死ぬほど眠い。というか、最近ずっと頭がぼおっとしてる感じがする。
 思い当たって、鉄分不足の症状チェックをしてみた。
 気持ちいいほど当たっていた。これか。

*

もちろん医者から鉄サプリサンプルもらったけれど、飲み続けるのは財布に痛い。
やはり食品から摂ろう、ということで鉄分が多く含まれる食品を検索。
そして絶望。この町では、魚介類は簡単には手に入らない。レバーはちょっと遠慮したい。

そこで、郷に入っては郷に従え、ということでドイツサイトを検索。
ここで目に付いた、鉄分含有量の多いHirseなるものを買うことにした。
そして、上記のサイトには載ってないけれど、1日5個のプルーンがいいらしい。
鉄分的にも、もちろんお通じ的にも。
朝、空腹状態で5個食らって水を大量に飲め、とあった。よし。

Hirseに戻る。
レシピを調べたら、ライスの代わりとして食べられる、とあったので、
見た目もそっくりなクスクスみたいなものだろうと思い(クスクス大好き)、
わくわくして店で実際に見てみた。

hirse



…うちの小鳥が昔こんなの食べてた。

お察しのとおり、Hirseは、キビだった。モチキビというらしいことも知った。
いきなり食べる気が失せたが、そこで発想を変えてみた。
米の代わりというのはなんだが、日本にはさらに、きびだんごという
とびきり美味しそうなものがあるではないか、と!
今度作ることにきめた。

隣は、やはり鉄分が多めらしい大豆さん。イソフラボンだけじゃないんだね。
今日は味を付けてオーブンで焼いて、さらに炒って、スナック状にして食べた。
これって挽く前のきな粉だよなあ。ということはきな粉も作れる!素晴らしい!!

夢はひろがる。

*

体重管理の話。
日本では、BMI22だと7-10kg増量が望ましいらしいが
こっちでは、11,4-15,9kg増量がいいらしい。西洋人向けってことかな。
無痛分娩が主流だから、産道に脂肪が…とか細かいことは考えないのだろうか。
国が変われば事情が変わって、おもしろいね。
自分は都合のいいことだけドイツの意見を取ったり、日本のを取ったりしている。

選択肢が多くてしあわせです。笑





ばばんとやってまいりました、試練さんです。

今の職場では、週2回、それも天気がいい時しか働かせてもらえない。
仕事させすぎて私が流産をしたら、社長が責任を取らなくてはならないので。
つまり、稼げない。来月の家賃どうすべ。やちんってなんですか。おいしいの?
お金がないぞ。アレー?

Frauenberatung(女性相談所)の方に経済的不安を相談したら、とあるカトリックの
Schwangerschaftskonfliktberatung(妊婦のための相談所)を紹介され、
ここなら、シングルマザーのために資金援助を行ってくれる、と教えてもらう。

● その妊婦相談所にて ●
「うちは資金援助はやってないんです」


(・∀・)


「でも、Sozialamt(社会保障局…のような所)に給付金を申請できますよ」

● 社会保障局にて ●
「あなたがまだ働いてるなら、ここでの給付金の申請は無理ですよ」


(・∀・)


「でも、Jobcenter(職業局のような所)にいけば、申請できます」

● 職業局にて ●
「あなた、Fiktionsbescheinigung(仮滞在許可証)じゃ社会保障金を受け取るのは
 そもそも不可能ですよ。」


(・∀・)


「2つめの、他の仕事を持つと今以上に稼げますよ」
「わたし妊婦なんですけど」
「そうなんですか。探してください」

● 探し当てた所に電話 ●
「労働許可証はありますか」
私「7月頭までのがあります」
「少し厳しいですね。なぜ今のあなたの職場では多く働かせてもらえないんですか」
私「わたしが妊婦だからです」
「そうでしょうね。うちでもそういう方は働けませんので」


(・∀・)



これがドイツ名物、たらいまわし
みんなその場で言いたいことを言うもので、気持ちいいね!
もういっそ見習いたいぜ、その心意気!

ありがたいことに今も親身になってくれるカトリックの妊婦相談所の人も、
「7月以降にあなたが妊婦として生きられるように何か申請はできるかも知れませんが、
7月までの定期的な資金援助は無理なようですね」と言った。
あなたが社会保障局に送ってくれたんです。無理だと知ってたならとめてくれえ。
さてはあなたサディストですね。笑

さて、試練です。赤のためにも、食事のクオリティだけは落とせない。

なんか、試されてる気がするwありがたいねえ。
難題って、乗り越えられないものは自分のとこに来ないんだってー。
だから、これをクリアすると何かいいことがあるに違いない。チャンスもらった。
何とか生き抜いてみせる!(`・ω・´)



4.Mai.2011

とったどーーー!!!

といった気分だ。
今日の収穫・Mutterpass、赤写真。

前回と同じように、膣からの超音波検査。
そこにどどんと映る頭。

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ちゃんと脳と2本の腕と2本の足が見えた。よかった、ちゃんと揃ってて。
「うごいてますねぇ」
と先生が言ったのがうれしかった。もにょもにょと、こっちに脳天向けてみたり、
足向けてみたりしている。よしよしかわいいやつめ。
もうちょっと私に感じるように動いてくれても構わんぞ。あ、私の脂肪が多すぎてだめか。
いやはや、目尻が下がりすぎて、耳まで届きそうだ(´∀`*)まさにこの顔。

今日は56mmだそうだ。前回は12mmだったから、1ヶ月で約5倍もデカくなったということ。
すごいねえ。よしよしその調子だ。

そしてやっとMutterpassをもらった。
サプリメントお試しセット6日分ももらった。なんだかきれいな色の錠剤だと思う。

mutterpass1
家に帰ってうれしさのあまり上下左右に飛び跳ねていたら、足の小指を
ベッドの角にぶつけた。
いたい。

赤が元気だ、っていうのが一番うれしいことだね。
私もがんばって、毎食後のチョコの量を減らして野菜をたくさん食べるようにするよ!


というわけで、これからまた赤雑誌を読んでにやにやする予定。