September 2011

28.September.2011

・ご遠慮ください 肋骨蹴り。
 左側を下にするように寝ていると、左の肋骨下がしんしんと痛い。
 とにかく横になっていると、両肋骨がしんしんと痛み始める時があり、眠れなくなる。
  ある晩、仰向け+膝立てで寝ていたら、激しい右肋骨下蹴りで起こされる。
 胎動でたたき起こされたのはこれが初めてな上、本気で刺すように痛くてびっくりした。
 わかったわかったよーしよーし と宥めたら、
 抗議するようにぼごんぼごんと他の部分を蹴った後、おとなしくなった。
 胎児、あなどれない。

・信号待ちをしていたら急に動悸が早まり、息が苦しくなって焦った。立っていただけなのに。
 通過する市電の目の前だったので、倒れたら…と思ったらけっこう怖かった。
 これからこういうことが増えるのだろうか。気をつけていこう。

・空腹・渇き攻撃
 たまに、お腹が空いて空いて仕方が無い日がある。→食べる。
 甘い物が食べたくてキレたくなる日がある。→食べる。
 おかしいくらい喉が渇く時がある。→遠慮なく飲む。
 自分ではコントロールできない衝動だ。寄生(と言ったら語弊があるが)されているんだなあ。

*

子供服専門のフリーマーケットに行ってきた。
品物を引っ張り合うことなく、しかしながら内なる闘争心を熱くにじませ、品物を吟味する皆様。
そこでなんと、ずっと買うか否か悩んでいたものを発見。

babyschale

赤ちゃん用チャイルドシートBabyschale。赤が13kgになるまで使用可。

分娩後は体もぼろぼろだろうからタクシーで帰宅したい。その際に赤はチャイルドシートがないと
法律違反だからタクシーに乗せてもらえないし、それがタクシーに備え付けられていることもない。
そして、赤が突然熱を出した時にチャイルドシートがない場合、
昼間ならまだしも夜中だったら、もうどうしようもない。
 しかしながら私は車を持っていないし、しかもいい製品は60-150EURと高い。
中古でもいい値段。めったに使わないであろうチャイルドシートにそんなに支出するのは
正直痛いな…と思っていた。

ら、ここで 割といいRoemer製のものが5EURで買えてしまったのだ!
ついでに、振ると鳴る鏡付きのおもちゃも買った。
もちろんこれだけでは済まされず、ジャケット・パジャマ・靴等々もしっかり手に入れる。
バーゲンセールの心理で、勢いでいらないものまで買ってしまった気がしてならない。
でも売り上げの一部がどこかに寄付されるならいいか。
 
*

自分の大きなお腹と、まあるく変化してゆく身体を見てうっとりしている毎日。しあわせー。
妊娠している時って、女性として人生で一番美しい時だよ!
と言われなくてもそう思う。
母になると、女性としてまた新しい美しさが開花するんだって。
心もそうだし、身体もそうだ。私は、というか母というものは美しくて強いのだ、と感じる。
あったかい微笑みを浮かべてお腹を愛おしそうになでている女性は、本当に涙ぐみたくなるほど美しい。

赤が元気でお腹にいるという幸せと まあるい身体と心で
残りわずかな まあるい時間を堪能したい(●´ω`●)
(ドイツ語では妊娠期間をKugelzeit(ボール期間)とおちゃめにも言う。すてきだね!)

You're beautiful♪ you're beautiful♪ you're beautiful it's true♪
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26.September.2011

・宗教
同僚の弟O氏はトルコ人な訳だが、彼はカトリックだそうだ。
しかし、トルコの身分証明書にはイスラム教、と自動的に書かれてしまうそう。
だから、ドイツでも公式にはイスラム教だと思われているそうだ。よって教会税も払っていない。
「トルコってけっこう古めかしいんだね」と言うと
「時代遅れなだけだよ(´・ω・`)」とのコメントが返ってきた。
トルコにもちゃんとカトリック教会はあるそうだ。モスクしかないと思ってた。

トルコの人はほぼイスラム教か無宗教だと思っていたが、ユダヤ教の人もいるという。
逆に彼としては、日本人はみんな仏教徒というイメージがあると。
日本人は基本的に無宗教だよ、と答えておいたが合っているだろうか。
これも、私の先入観による日本のようすなのかも知れない。

・イスラム教徒のノリ
人によるとは思うが、同僚のトルコ人女性(18)は頭布なしで、目が5倍になるほど(本人談)化粧するわ、
タトゥーはするわ、ジャージで職場に現れるわ、酒は飲むわ煙草は吸うわで
私のイスラム教徒に対するイメージをがらっと変えてくれた。
髪にメッシュも入れているし、日本で言うコギャルタイプだと思う。

でも豚肉は食べない。豚肉からできたソースもだめ。
食べたくないのか、ただ禁止されているからかと聞くと
ただ食べない習慣なんだということだ。食べたいとも思わないらしい。

以前に鶏肉と豚肉を同じ皿にのせたら、
「ちょっとーりりなにすんの、イスラム教徒への嫌がらせなわけー?」
と嘆かれた。そんなノリ。
イスラム教徒は総じて規律の厳しい人たちなんだと思っていたが、
宗派や世代によるのかも知れないなーと思った。

・バイリンガル・トリリンガルが羨ましい
色んな人とコミュニケーションをとることができるなんて楽しいだろうし、
たくさんの人を助けることができるだろうし、何よりたくさんの文化の血が
体内に流れているなんて羨ましい!
と熱く語ったら、彼ら的にはそうでもないらしい。
故郷がどこだか分からなくなることと、両方の言語とも自分が納得できるくらいに使いこなせない、
中途半端、ということで悩んでいるそうだ。
私だって日本語が分からなくて困ることがあるのになあ。

故郷というかルーツの問題は特に、深刻らしい。
どこかに帰りたいのに、家がない子供のような気分だろうか。
私は、そんな気持ちを赤にも味わわせることになるんだろうか。

もし赤が「なんで自分は純日本人(もしくは○○人)じゃないの、不便だよ」とか嘆いてきたら
ひとつ余分に選択肢を持っているだけ人生がより愉快になると思え、と煙にまこうと思うがどうか。
故郷の問題は、もう赤自身の問題として、一生かけて何とか気持ちの整理をつけてもらう。
私には赤の気持ちはわからない。だって私は赤とは違って、純日本人だもの。
そういう風に赤との立場の違いを考えると、なんだかうまく言えないが、不思議な感覚だ。

*

これからも、会う人会う人に先入観や思い込みをいい意味で壊してもらいつつ
更におもしろい話を集めていくことを楽しみに、頑張ろうと思う。

色々な方に押していただいているようで、うれしいです。
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23.September.2011

書くのは32週のようす、でももう今日から33週。
 妊娠9ヶ月記念の朝ごはんのパンを先にカビに食べられたんだが、それに気付いたのが完食後。
赤よ、これがカビの味だよ。ちょっと変な味だろ(´・ω・`)

・手首が痛い
手首にある神経管が細くなったり圧迫されるから、妊娠中にありがちらしい。
朝、起きぬけが一番痛い。これは腱鞘炎とどう違うんだ。
取り敢えずは放っておいて、様子を見てみよう。

・引き続き寝つきが悪い
 ベッドに転がってから、気に入った寝相を決めるのが難しい。
仰向けになるとたまに苦しいけれども胎動がはっきり感じられて面白いし、
横になるとお腹が下に引っ張られる感じで違和感があるけれども慣れれば楽だし、
少しうつ伏せ気味の横向きだと、ベッドに接しているお腹の部分が脈打つからびびるし、
寝るまでにいつもひと騒動だ。
 
・胎動
 眠っていても、ああ動いてるなーと半分夢を見ながら感じることがある。
しゃっくりを私の左足の付け根あたりで頻繁にしているし(頭が下ってことだ。嬉しい)、
びびびびびびくっ という謎の動きをされると、こちらまでびびる。
うつらうつらしている時に突然インターフォンが鳴ると、中の人までが びくっ とする。 
面白いなあ。

*

子供にはたくさん愛をあげたいと思うが、子供に伝わる愛情って具体的にどんな形なんだろう、
と考え込んでしまう最近。
こっちが愛情だと思っていても、受け取る側がそう思わなければ伝わらないよな。
そもそも愛情を定義づけようとするのがナンセンスだというのは頭では分かっているけれど。

親の愛って、数十年後に、何気ないことがきっかけでふと気付くものだったりするんだろう。
振り返ったらたちどころに消えてしまうような、なつかしい香りのように。
なんだかせつないね。 

8ヶ月のお腹バナーを作ってみました。
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21.September.2011

■ 翌日 ■
彼が戻るという最悪の事態を想定して荷造りしたものの、警察からの連絡はない。
多分今日は戻らないんだろうと判断する。
帽子を深くかぶって買い物に行き、酒を飲んでテレビ見て、友達に連絡したりして寝た。

住居は所謂「事件現場」だったわけだが、私は事件後もそこに3週間住み続けた。
フラッシュバックというのはなく、頭が物事を考えるのを放棄した感じで、ただぼーっとして過ごした。

■ 次の日 ■
警視庁Polizeipraesidiumの刑事さんから電話。取調べのお誘い。
警視庁に来るように言われたが、素で場所が分からなそうな私に不安を覚えた彼は
迎えにきてくれると言う。交通費も節約できて嬉しい。なんて優しいサービス。
そして、約束の時間から20分過ぎて登場する警察官と、電話してきた刑事さん。
遅刻だなんて なんて優しいオプションサービス。お陰で寒空の下ガチガチと待ったよ。
車中で、彼がもう刑務所に入れられたことを知らされる。

予定から30分遅れて取調べ開始。
部屋には刑事さんと、PCの前に記録人のお姉さん。
ここでなんと、またもエグいレベルで同じことを繰り返し証言するハメになる。
でも今回は、「その時に反撃したか」「抵抗しようとしたか」とか、
事実もそうだけれども、~しようとする意志があったか?系の質問がたくさん入った気がする。
供述前に「事実でないことを供述した場合は私も法律で罰せられることを了承します」と
宣誓させられて相当ビビったため、事実のみを冷静に話すように心がけた。
思い出せないところは分かりませんと言い、彼の発言により知ったことは
「彼はそう言っていましたが、実際にどうだったのかは知りません」と言う。

とにかく頑張ってまた語り終えた後、供述はプリントアウトされる。
他の部屋に誘導されかけた時、ふと彼の余罪を思い出した。
悪いなーと思いつつ伝えると、我慢強くまた取調室に戻ってくれる刑事さん。
それも済ませ、やっと数十枚の供述文に全部サインし終えた後、告訴するか否か問われる。
告訴はいいけど弁護士を雇うお金がないというと、被害者団体が払ってくれる事を教えてくれる。
告訴するか5分くらい考えて、あっさりサイン。すると弁護士H氏と女性相談所を紹介される。

3時間あまりも滞在して、疲れた頃にやっと解放され、帰宅。帰りは電車。

1時間後には、弁護士H氏と女性相談所から次々と連絡が入り、翌日に約束をする。
こういう対応はめちゃくちゃ早かった。
弁護士H氏に至っては、奥さんとの休暇を途中で切り上げてくれたらしい。
仕事のために休暇を切り上げるドイツ人なんて存在したんだ!と感動。ありがとうございます。

■ 数日後 ■
彼の知人Kが、私たちの所に預けていたものを受け取るためにうちを訪ねてきたので、
彼が私を殴ったかどで逮捕されたことを伝えたら「逮捕を取り下げなよ」と信じられない発言をされた。
刑務所では彼は拷問され、ずっと空すらみることができず、かわいそうだと思わないのかとか
のたまわれ、もうこの人はダメだと確信、帰ってもらった。
刑務所で拷問ってあなた…。思わず時代劇の拷問シーンを思い出した。
天井からぶらさげて、わらみたいな物でびしびし叩くやつ。天井裏には飛猿か弥七が潜んでいる。
K、そもそも ものを受け取るというのは口実で、彼に薬を分けてもらいたかったから来たんだろうね。

翌日に弁護士H氏の事務所で昨日の訪問のことを話すと、すぐに警視庁に連絡され、
数時間後に折り返し電話がかかり、刑事警察に来るよう指示される。
刑事警察で、Kも薬物中毒者で更にいくつかの旅券を持っており、不法滞在もしていることを言うと、
すぐにKの住居へ向かうことが決定された。なぜか私も一緒に。気まずいって。
(ここで初めて、覆面パトカーの後部座席が内側から開けられないことを知った。
 「自分から降りて欲しくない乗客もいるからね」と刑事さんが笑顔で説明してくれた。こわい。)
住民は不在だったが、刑事さんはKの携帯に電話をしてみたようだ。
「彼は、りりさんに「何で俺に相談しなかったんだ」と言ったんだと主張していますよ。
 逮捕を取り下げろなんて一言も言っていない、と」
あ、そうですか。じゃあ私は彼の本意を解ってなかったんでしょうね。と半目で返したが、
刑事さんは私の皮肉を理解したようだ。
その後Kがどうなったのかは全く知らない。逮捕もしくは国外追放されたことを望む。

それからしばらく経って、今度は警視庁の麻薬取締の刑事さんからお誘いの電話が入るのだった。

*

補足:
・警察の人たちは全員とても真剣に、事件に取り組んでくれた。適当な対応や手抜き等は一切なし。
 その真面目さと熱心さに今でも感謝しているし、もっと早く来ればよかったとも思った。
 何より、心の方まで世話してくれるのが本当に嬉しかった。
 刑事と弁護士、弁護士と女性相談所相談員の連携がばっちりだったのも素晴らしい。 

・供述の際にとても役に立ったのは、私の手帳。
 何を思ったか私は、彼の外出・帰宅時間、行き先、会った人、寝た時間等を
 分単位ですべて記録していたのだ。
 こうやって警察で供述する機会があるであろうことを、どこかで予想していたのかも知れない。

・赤が腹にいて性的暴力を受けた、というと大抵の人が
 「赤は性的暴力でできた子」と邪推するのだが、それは違うし、聞くたびに悲しくなる。
 まずそもそも時期が合わないし、私と彼はそれなりにいい関係も築いていた。
 赤はその時の子であり、赤や私が恥じるようなことは全くない。

 …とはいえ、頭のかたい親族には口が裂けても性的暴力を受けた事は言わない。
 初孫なのに気の毒だとは思うが、そもそも赤のこともしばらく言わないつもりだ。
 赤もじじばばがいなくて可愛そうだが、傷つけるようなことしか言えないじじばばなら
 いないほうがいいのだし、そういう小言を聞き流せるほどの精神的な余裕は、
 今の私には全くない。

 (((((((・∀・)冷静になろう(・∀・)

 「いつか」ね。みんな分かり合える日はくると思う。
 私だけではなく、赤もいるんだから、自分勝手に判断して行動するのは避けたい。
 そのために私も、もっと冷静に物事を考えられるようになりたいし、賢くもなりたいし、
 何より心穏やかになりたい。いや、なる、もとい、なれ。

そして今思えば、知らなかったとはいえ、彼は妊婦を殴る蹴るしたわけだね…。
それでもお腹にしがみついてここまで大きくなってくれた赤には、感謝。
これからもよろしく頼むよ。

おしまいです。

ここに、押されたいボタンがひとつあるようです。 
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20.September.2011

■ 23:45過ぎ 刑事警察Kriminalpolizei受付前 ■
やっと取調べから解放されて、こんな夜中だから誰もいない受付前に座る。
そこへ、私の取調べ文をプリントアウトしたものを持ってまた刑事が来て、
内容が正しいかどうかチェックしてサインするように言われる。

ドイツの電気ってほぼみんなオレンジ色なのに、警察とかこういう公的な建物って
蛍光灯の光だから、冷たい感じがして心細かった。
喉が渇いてお腹が減って死にそうだったので、とりあえず水をお願いする。
今日何も口にしてないなあと思いつつ、時々外に出してもらって、煙草だけを吸う。
(外に出るにも入るにも、警官の遠隔操作がなくては扉が開かない)

刑事に家の鍵を渡す。
逮捕状が出たので、インターフォンで「どうも警察です開けてください」とやるんではなく、
いきなり住居に入っていくらしい。

■ 24:15 刑事警察Kriminalpolizei受付前 ■
4人の私服警官(うち一人は性犯罪担当刑事)がぞろぞろと、家にいる彼の逮捕に向けて出発。
確かに「彼は凶暴です」と警察に言いはしたが、それにしても多すぎる。虎狩りか?
家宅捜索(主に麻薬、さらに凶器)もするため必要なのだ、と後で聞いた。

ちなみにここの犯罪警察は、警官用と訪問者の出入り口・廊下が分かれていた。
2つの廊下を隔てる壁はガラス製だから、誰が通るかお互いに見える。防弾か強化ガラスだろうな。
警官用出入り口は、受付にいる警官の操作による開閉ではなく
警官それぞれに鍵が支給されていて、それによる開閉。

■ 24:40頃 刑事警察Kriminalpolizei受付前 ■
受付の警官から、彼が逮捕されたこと、これからここ刑事警察に連れてこられることを
知らされる。
彼が着く5分前にもう一度連絡があること、そして彼が署に入る際に顔を合わせないで
済むように、一時的に受付の横にある小部屋に避難するよう伝えられる。

■ 25:00頃 刑事警察Kriminalpolizei小部屋 ■
小部屋に入るように指示される。この真っ白な部屋が怖かった。
5人入ったらぎゅうぎゅう詰めになるくらい狭く、天井がやたら高く、中にはベンチと毛布のみ。
壁には「出せ」「クソ警察」などなど、罵詈雑言のオンパレードが書きなぐられている。
無数に蹴られた跡のある扉は、もちろん内側からは開けられない…。
一つだけある窓は受付とつながっており かつ受付側にカーテンがかかっていて、
一方的に観察されるようになっている。

ここは暴れん坊を一時的に閉じ込めておく部屋なのに違いない。
30分も閉じ込められたらトラウマになる自信がある。
スターウォーズみたいに、壁と壁がくっついてぺしゃんこにされそう。
これが閉所恐怖症の始まりか…。
と怖い思いをしつつ、気を逸らすために毛布を畳んでみたりして待った。時間が長く感じられる。

■ 25:30ごろ 刑事警察Kriminalpolizei廊下 ■
そのうち小窓から警官に、ぼちぼち出られるよ とジェスチャーされた後、
性犯罪担当刑事が扉を開けてくれた。
ポリ袋に入った二つの凶器を見せられ、どっちが犯行に使われたものかを確認。
(後日、指紋まで取ったらしい) 
そして麻薬が発見されなかったことも知る。なんだか気まずい。家の鍵を返される。

それから、私のパスポートも返してくれた。家からわざわざ持ってきたのね…。
少し後「おっとうっかり!これも忘れてました☆」というノリでパスポートに挟んでいた
住民票も渡された。
私がちゃんと住民登録手続きしてたかどうか確認しましたね^^警察こわい。
確かに、私のパスポートを見るまで私が「りり」だと証明できてなかったわけだから
仕方ないことだけど。

で、彼がどうなるかは裁判官次第ですが、万が一彼に帰宅許可が出たら
早急に連絡します と言われる。

■ 26:30(深夜2:30) 家 ■
2人の警官と世間話をしつつ、覆面パトカーで家にたどり着く。
ポストを開けたら、家宅捜索で使ったのであろうゴム手袋が入ってたw
なんとなくもの珍しかったので、試しにはめて、それから部屋に入った。
部屋には棚の中のものが全て机の上に並べられており、ここにも放置されたゴム手袋。
これははめなかった。
軽く片付けをしたら疲れがどっと出て、そのまま寝る。

つづく。

応援をお願いしてもよいでしょうか…。
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19.September.2011

労働契約書が切れました。さあ失業手当と保険をなんとかしましょう。

Jobcenter(職安的な所)
(^^)<失業申請したら保険も失業手当申請もばっちりできますよ
     まずArbeitsamtに行ってください

 ↓

Arbeitsamt(職安のボス的な所)
(^^)<仮ビザFiktionsbescheinigungでの失業手当Arbeitslosengeld申請は不可能です
     そもそも失業手当の条件は、今までに少なくとも12ヶ月労働していることです
     保険?保険会社で聞いてください

 ↓

Gesetzliche Krankenversicherung(公的保険会社)
(^^)<以前に12ヶ月間保障されていないとfreiwillige versicherung(自由保険。月に150EUR払う)
     には入れません。滞在許可も12ヶ月は必要です

 ↓

Private Krankenversicherung(私的保険会社)
(^^)<分娩費用を出さなければならないため、妊婦さんは保険に入れづらいんです



がっっっでむ!!!!!



つながらないと分かっている弁護士W氏の留守電に
「どこもかしこもFiktionsbescheinigungのせいで申請できないんですけど」
と半ば八つ当たり気味に文句をたれ
弁護士H氏に
「保険にすら入れないんです…W氏は相変わらず忙しいみたいで連絡つかないし」
と泣きつく。
(いつもは早く電話を切りたがるH氏も、依頼人の涙には弱いようで、まともに取り合ってくれた。)

やさしい助産婦Hebammeに
「保険に入ってないので出産準備コースに行けない可能性が出てきました」
と号泣しつつ電話。
彼女は、とにかくコースには来なさい、但し他の参加者にはあなたが保障されていないことを
いう必要はないからね、悲しまないで、必ず解決策はあるから! と慰めてくれる。
最後に彼女に電話してよかった。

*

Fiktionsbescheinigungは完璧にステキです。
・Elterngeld
・Kindergeld
もらえません。
Mutterschaftsgeldも、どうやらMutterschutzが始まる前に仕事をやめてしまうと
もらえないようです。そんなわけで私はもらえません。

何ももらえない:*:・。,☆゚'・:*:・。,ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ,。・:*:・゚'☆,。・:*:ユッフー!!

ドイツにいる限りは保険に入っているのが義務らしい(H氏談)ので、
今度はSozialamt(社会保障局)で分娩費用を立て替えてもらえないか頼んでみることにする。


散々泣いてチョコバー3本食べたらスッキリしますた。今夜は春巻き食べよう。



18.September.2011

けいさつ の項目を作っておいて、あまり書いていないことに気がついた。
通報した日にどう警察にお世話になったのか、思い出してみようと思う。
何せ半年以上前のことなので内容があやふやな点も多いが、努力はした。 
ちなみに当時、私と加害者は同居をしており、事件はその住居で発生したもの。
そして、警察に行ったのは病院で診察を受けた後。

■ 18:30 警察署Polizeirevier取調室へ■
 警察署Polizeirevierに入り、受付で婦警さんに、助言が欲しいと伝える。
(警察署の受付にたどり着くにはドアが二つあり、どちらも出入りの際には警官が操作しないと
 鍵が開かないようになっていた。)
更にもう一つの扉を彼女と共にくぐり、PCと書類棚だけの簡素な部屋に通される。
病院の診察室みたいな椅子と机の配置だった。

 私に何が起こったか簡単に説明する。
昨晩彼に殴られた。今日は病院に行くと言ってなんとか一人で家を出てきたが、
家に再び戻らなくてはならないように、私のパスポートと住所録を人(物?)質に取られている。
一人で戻るのは怖いので、警官と一緒に家に行くことはできないだろうか、と言った内容だ。

 そこで、通報をしないと警察は一個人のために動けないことと
そもそも私の怪我が普通ではない(顔がすごかった)から、"通報"することを勧められる。
通報とは、相手の名前を警察で口にした上で、どんな犯罪行為が起こったか話すこと。
少し迷ったが、もうどうにも一人で家に帰るなどできないので、相手の名前を言い、
婦警さんがそれをPCに打ち込み、私の証言を取る作業を開始する。
この時点で"通報"開始。
私もここで初めて名乗る。本当は身分証明書も提示しなきゃいけないらしいが、
前述の通りパスポートは手元に無かった。

  証言は、とても細かく言わなきゃいけない。
何時頃何をしたか、家のどこの部屋だったか、家具の配置、服装など。
一通り言って、性行為の強要もされたことを伝えると
「それは一段と重い罪になるよ」と言われる。
更に彼が薬物中毒だったことも言うと、ため息(まだ余罪があるんかい…という反応)で返され、
当然ながら、私自身も薬物をやっていたかを聞かれる。
もうなんなら血液検査でもなんでもやってくれ、という気持ちで堂々と否定(`・ω・´)

この2つのテーマ薬物・性行為の強要が、私を長く警察署にとどまらせる原因となったことを知るのは後の話。

1時間半ほどで一通り終わって、下着姿で全身の怪我の写真を撮られる。
婦警さんとは、
「これからパトカーで警官2人と共に住居に戻り、警官立会いの下、20分くらいで
大事な荷物を全部まとめて、今晩はそのまま安いホテルに避難。その後シェルターなどを探す」
と申し合わせた。
宿泊費無料か激安のシェルターに最初から行く予定だったんだけれども、
個室の空きが無く相部屋になってしまうということで、それだけは激しく拒否させていただいた。
顔の怪我を見られてあーだこーだ詮索されたり、相手の体験談を聞かされるのがイヤだったので。

■ 20:15 警察署Polizeirevier受付前ベンチ■
20:15に私の住居が所轄のパトカーが来る、ということで警察署の受付前で待つことになる。
(住居の場所と通報した警察署では所轄が違うため、そういうややこしいことになった)
数人のかしましい若者達が 当て逃げされた!通報する!とわめいていて、
もうちょっと静かな所で待ちたいな…と切なく思った(´・ω・`)

 婦警さんに「彼とは絶対に連絡を取ってはだめ」と念を押され、
家庭内暴力や犯罪被害者の権利が書かれたパンフレットを渡された。
これは具体的に書かれているため、事件後頭が真っ白になっている被害者にはありがたい。
心のケア・金銭的援助・告訴や通報した場合の権利や義務について良く分かる。
opferschutz

■ 20:30 警察署Polizeirevier受付前ベンチ
まだパトカーが来ない。さすがドイツ時間にルーズ。

■ 21:00過ぎ 刑事警察署Kriminalpolizeiへ移動■
 2人の警官とパトカー到着。ああこれでパスポートが手元に帰る と安心して乗ったら
良く分からない建物の前に到着、降りるように促される。
暗闇にひっそりと立つ、蛍光灯の光を放つ無機質な建物。
なにここ こわい
と思ったら、刑事警察署Kriminalpolizeiに連れてこられてしまったことがわかった。
一言ことわってくれよ…。

  そこから、麻薬捜査担当の警官に小一時間、麻薬取引のことを細かく聞かれ、
その後別室に移り、今度は性犯罪担当の刑事に
またも性行為の強要に関して証言するように言われる。
「いいですか、私はこういう事件に毎日接していて、慣れているんです」
だから臆したりしないでとにかくこと細かく描写してくれ、ということらしい。
射精したかしないか、服はどこまで脱いだか、どこへの挿入か、とかそういうエグさ。
何でまた同じことを繰り返さなきゃいけないんだ、と若干情けなくなりつつもまた証言。
この頃にはお腹がすいて疲れて喉が渇いて眠くて、意識が朦朧としかけていた。
締め切られた狭い部屋に男性と二人きりで性的暴力の事を描写するこの異常な状況。

 殴られた際に眼鏡を壊されたか否かを、いきなりするどく聞かれたので驚いた。
壊された場合には、どうやらすぐに賠償金を請求できたらしかった。
大切な眼鏡だから死守したけれども、壊されてたら今の視力に合ったのを
ただで新しく買えたのか…ちっ と少し思った自分もいた。わはは。

その後、またも怪我の写真を撮られる。写真を撮るのはさすがに女性だった。

 事態は、彼が麻薬と関わりがあるというところからちょっと変わってくる。
警察は、私に付き添って住居へ行き、ホテルまで送ってくれるんじゃなくて
この際彼を逮捕し同時に家宅捜索して、麻薬を探そう、ということになってきた。
円滑な捜査のために、家のどこに隠されている可能性があるかたくさん言うことになる。

 新しい段取りが決まる。
「これから彼は私へ暴力をふるったかどで逮捕され、ここ刑事警察に連行され、お泊り。
私はホテルに行くのではなく、彼と入れ替わる形で家に帰ることができる。」
彼は明日裁判官によって、刑務所行きになるか家に戻るか判断されるそう。
もちろん家に戻る場合はいち早く私に伝えられ、警察とともに避難、という運び。

そもそも「彼は今、家にいると思いますか?」という質問もされていた。
取調べ中、彼から頻繁に電話がかかっていた上、
どこにいるんだ、何やってんだ早く帰れとのメッセージも大量に残され、私をびびらせる。

つづく 


17.September.2011

2歳半くらいになった同居人の子Ju君。
身長は実に74cmくらいという小ささながらも、今日も元気に叫んでいた。
このWGに来た頃は「りんご」も言えなかったのに、今や結構たくさん喋っている。
一番凄いのが、やだあああああああああああ だ。
取り敢えず何でも やだ。いらない。火がついたように泣き喚き、そしてすぐ収まる。笑
WGには週に4回ほどしか来ないが、しかしすごい破壊力。

彼が来ると「うわ、来たよ!」と思って少し疲れることもあるんだが、
Ju君を見つつ、これは私の予行演習なのかも知れない(参加してないけど)と思う。
Ju君の自我も芽生えてきて、彼自身もつらい時期なんだろうなあ。
2歳の子供か、いやーどうなるやら。産んだらあっという間に2歳だろうな。

本来子供が大好きな私が、近頃Ju君を極力避け始めている。
WGの住人のことも避けて、部屋にひっそりと引きこもる日々。
色んな人の言葉や視線に敏感になっているから、できるだけ一人でいたいんだよね。
特に男性はダメだ。

(´・ω・`)

さながら出産前の母猫だ。
話しかけてきた人やかまってくる人に対して、シャーッ!フーッ!
思えば母猫の出産時にも父猫はそばにいないね。私は母猫としての資質が十分ある。

後2ヶ月強、滞在・保険・経済・認知・仕事問題と一緒に洗濯機でまわされつつ
神経をぴりぴりさせてがんばります。シャーッ。
5


*

弁護士さんとは、残念ながら未だに仲良くしている。
私個人の問題もそうだが、赤の父と住んでいた住居の引き払いの問題が最近ホット。
(私は事件後、赤父の荷物は放置し自分の物だけ持って今の住居に引っ越した)
借主は赤父だから、未払い分の家賃問題は私とは全く関係ないが、
事件後に私が送り返した合鍵が見つからないようで、あちらの弁護士が探しているらしい。
頑張ってくれ。

外人権利専門の弁護士W氏が、認知に関して主導権を握っているかと思いきや
裁判での弁護士H氏が握っていたらしい。そもそもW氏はH氏に依頼されて私を助けてくれている。
よって、H氏の作戦が分からない限り、W氏は認知に関してうかつに赤父とコンタクトを取れないそうな。
体裁とかもうどうでもいいから早くしてください。

早く安心して出産に臨める体制に入りたい…。と、精神的にイッている8ヶ月最終週。
いや、キてるのか?これ以上に問題が増えた場合、割と発狂するかもしれない。
自分で行動しなければならないことと、連絡をじりじり待たなければならないことがあり、
目の下のクマもすくすく成長しているし、やめて以来初めて煙草も吸いたくなってきた。

この1ヶ月さえ乗り越えれば今より色々落ち着くので、ポジティブ気味にいこう。



15.September.2011

出産日が正式に、10日遅く訂正された。
古い週で突き通してやると鼻息を荒くしたこともあったが、もう諦めた。
というわけで今日が31週目最後の日。

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休暇帰りの先生は、いつもより数倍人情味に溢れていたけれども、ヌケていた。

▽出産日訂正
前回の健診で、出産日が訂正されたのは赤の成長がゆっくりだからだと聞いたんだが
今日は

「なんだか最初の段階で計算を間違ってたみたいなの(^^)」

…うん、もう過ぎたことは色々と仕方ないよね。

▽へその緒巻きつき疑惑
実はずっと気にしている、へその緒が赤の首に巻き付いている疑惑は
「心配なし。というかへその緒が見えないから上のほうにあるんじゃないかしら?」
適当だな…。
そもそも私のへその緒は、ちゃんと赤のへそとつながっているのか?
Bluetoothみたいにコードレスで栄養を受け取れたら便利なのにね。

▽CTG
今回は、赤の心音は一度でばっちり捕まえられ、順調に鳴っていく。
しかし私自身が順調ではなかった。 
のんびり雑誌を読んでいたら、ゆっくりと息苦しくなって視界が白くなりかけたのだ。
めまいなんて人生の中で1,2度しか経験がないのでちょっとパニックをおこしたが、
水を飲ませてもらい、体を仰向けでなく横向きにしたら少し楽になった。
仕事中にめまいなんか起こしたら翌日クビだな。ここが病院でよかった。

ちょっと陣痛があるらしい。子宮ももう出産の練習を始めているんだね。

▽赤の体重
1度聞くも、流される。
2度聞くも、流される。
3度目にしつこく聞いたらやっと、約1400gだと教えてくれた。
それは確かですか、と聞きたいのをぐっとこらえた。

そのほか、Mutterpassの書き込みにも数箇所修正ペンが使われていた。
更に、じゃあまた1ヶ月後にねと言われてちょっと驚いた。31週なのに1ヶ月空くの?
受付の人は冷静に2週間後に予定を入れてくれたからよかったけれども。

先生…早くあなたの心を休暇から戻してください。

*

最近、こんな眺めになっている。
aussicht




10.September.2011

・胃もたれ
ブレッツェルとアップルパイだけで胃もたれ。ユフカひとつで胃もたれ。
パン3枚とミュスリだけで胃もたれ。赤は私の胃の半分を支配しているようだ。
食欲はあるし、胃もたれもそんなに酷くないので何だかんだと今まで通り食事している。

・嗜好の変化
ネクタリンが冷えバナナに、オレンジティーがミントティーに、
ヨーグルト味のミュスリがチョコレート味に。

・寝つきが悪い
以前は寝る段になったらコロッと落ちることができたのに、今は寝入るのが難しい。
目が覚めてからも、質のよい睡眠をとった気がしない。

・仰向けが少しキツい
仰向けになると、耳元でドクンドクンと心臓が脈打つ音が聞こえる。
体のどこかが圧迫されているようだ。
仰向けで胸の上にPCを置いてだらだらネットサーフィンをするのが好きな私にとっては
重大な問題だが、授乳クッションに相談したらあっさり解決。
クッションの間に側位で横になり、クッションの片腕にPCを載せればいいのだ。
ちなみに授乳クッションの上でなら、うつ伏せ状態になることもできる。
非常に重宝しています。使い倒しだ。

・お腹(胃の下だけ)が張る日がある
立ち上がったり起き上がったりするとガチガチ。トイレ前後も同様。
お腹は、足元はまだ見えるが、下の毛を剃る際に陰部が見えないくらいの大きさ。

*

妊娠週ごとに届くニュースレターに
「出産までの12-18kgの体重増量はまったく普通です。
 出産後は食欲があまりわかないにも関わらず赤ちゃんに体力を使わねばならないため
 体が自然に脂肪を溜めていくのです。出産1年後には、出産前の体重に戻ります」
ははあなるほど。気に入った。しかも非常にね。

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猫飼いたいなあ。住居と収入が安定したら必ず飼うんだ。
今はYoutubeの猫動画で充電する毎日。
katze3