November 2011

27.November.2011

出産記1の続きです。

23:00
何かが膣から漏れ出したので、履いていたパジャマズボンを脱ぐ。
量とタイミングからから推し量るに これは高位破水で、これから陣痛が酷くなると考える。
助産婦を呼ぼうか呼ぶまいか迷うが、別にいいや、と呼ばないことにする。

23:20
陣痛の痛みが、理性によるコントロールが不能な域へと及び始める。
陣痛がくると同時に、さっき脱いだパジャマズボンを思いっきり両手で絞りあげないと、堪えられない。
目をぎらぎらさせ深呼吸をしつつ、力いっぱいズボンを絞る。
(目を閉じると痛みに集中しちゃうからよくないらしい。)

さすがにこの辺でナースコール。

23:30すぎ
助産婦さん登場。
さっき一人産まれたことやら、これから私が分娩室に運ばれることを一通り聞いてから

「さっきなんか漏れました」「破水したのよ」
「もういきみたいんですけど」「ちょっと待って。今は子宮口が…9cmと少し開いたね」
「え、じゃああと1時間くらいで産まれますか」「今いきめば今日中に産まれるよ。おしっこしたい?」
「したくないですけど一応トイレには行きたいです」「うんこはだめよ、それは子供よ」

見透かされたように言われ、もううんこと子供同時に産んでやる、と腹を決めつつも
未だに現実を把握できず、半ば呆然としたまま、分娩室へ運ばれる。
会話の途中で私の声色がいきんだらしく、いきみたい時は
「ハッハッ」と胸呼吸をしていきみ逃しをするように言われる。
もう、助産婦さんの言うことをそのまま繰り返すしかできない。思考能力停止中。


分娩室
ああ分娩室。
トイレに入って便器を見た途端に全力でおしっこがしたくなるように、
分娩室の「さあ産みたまえ」という万全の設備を見た途端、もう全力で出したくなった。

このあたりではもう産みたい衝動に体を乗っ取られ、自己コントロールが利かない。
痛みは感じない。とにかく出したいのだ。もれるー、という生理的な焦りだ。

なんとかよじ登った分娩台の上で、天井からぶら下がるザイルをつかませてもらい、
「なんで私の手はこんなにがくがく震えてるんですか」
「っていうか風が冷たいから窓閉めてください」
「あと30分で産めるんですか」
と熱に浮かされたようにべらべら喋る私に、いちいちマメに答えてくれる助産婦さん。

そのうち、股間から水分が勢い良く噴出した。助産婦さんが本格的に破水させたらしい。
次陣痛がきたらこういきむのよ、と毎度具体的に言って示してくれる彼女のお陰で、
少し冷静になる。が
途中で「今いきまないで!会陰を伸ばして慣らさないと裂けるよ」と言われるものの、
ええいだまれどうでもいいわ!と思い、いきむ。
すると下半身が急にカーッと熱くなった。きっと今裂けた。

自分がうわあああと叫んでいるのに気付く。
「頭が出てきたから触る?」と聞かれるも、産んだ後にします!と即答。
裂けた所に触ってしまったりしたら、冷静になって怖気づき、産む気をなくしそうだったからだ。

23:45
「産まれたよ、男の子だよ」と声をかけられたので、我に返って自分の股間を覗き込むと、いたのが息子氏。
おお、すげー!お前が赤か!!お前だったのか! というのが最初の感想。
私が誰だかわかるか聞いてみたら、息子氏は少し うあー とか言っていた気がする。

(顔を見、私にも赤父にも似てなくね?あれ、私誰の子産んだんだ?という感想も持った。
 なんでだろう(・∀・)顔がむくんでいたからだろうか。
 とはいえ、もちろん素敵な人間に変わりはない。)

とにかく、お腹から人が出てくるという現象が不思議に思えてたまらなかった。
感動とかよりも驚きの方が大きく「うわ、目開いた」「動いた」「息してる」だの
助産婦さんが思わず笑うようなことを、思いつくままに言った。

ほらまだ脈打ってるでしょ、とへその緒を握らせてもらう。あったかくて、けっこう分厚い。
胎児が外に出た後も、へその緒は2分ほど脈打ち続けるらしい。
脈打ち終わったそれを、がっつり切らせていただく。ゴムホースを切っているような感触がする。

それから服を脱いで、抱っこ。
息子氏には血がついていたけれども汚い感じがしないし、何だか懐かしいようないい匂いがする。
ふご、ふごっと腹の上を彷徨っていた息子氏だが、助産婦さんが私の乳を搾ると、
ふんふんと鼻息を鳴らしながら吸い始めた。
意外と強い吸引力に、こちらは目を白黒させるばかり。
母乳は羊水と同じ匂いがするので、赤ちゃんはすぐに母乳にとびつくんだそうだ。

そのまま分娩室で、息子と二人きりのプライベートな時間をもらい、その後
抱っこしたまま女医さんに裂傷を縫ってもらう。この麻酔をうたれる時が一番痛かった。
ひいっとわめくと、「ほらー赤ちゃんが今びびったでしょ、あやまんなさい」と助産婦さんに諌められてしまった。

女医さんはとても沈痛な面持で、2件の帝王切開が入ったとはいえ、
私の出産に立ち会わなかったことを心から詫びてくれた。謝るドイツ人なんていたのか。
が、そもそも何が出産スタンダードか知らない私が いやもう全然問題なかったんで…と慰めるも、
いやいや、申し訳ないです…(´・ω・`) とこちらが恐縮したくなる勢いで謝ってくれる。

出産には、そういうわけで助産婦さんのみが立ち会ってくれたということだ。
彼女の言うことだけに集中できたので、彼女一人だけでよかったと思う。

息子の計測の時。
「52cmと3150gだね。長くてスリムねー。いいわね」
「え そんなに長いんですか!?私アジア人なのに?」
「胎盤が大きかったからね。食生活にも関係してると思うよ」
「きっとスニッカーズだ」
「スニッカーズは長いでしょ?ほらね!」
という会話があった。
ちなみに産まれた時の身長が大きいからといって、大きく育つわけではないようだ。

それと、胎盤を持ち帰るかどうかも聞かれた。半分冗談ぽいニュアンスでね。
胎盤を幼い木の下に埋めて、木と共に子が育つよう願うというやり方があるそうなので。
残念ながらうちには庭がないんです、と丁重にお断りした。

*

会陰裂傷にまつわる痛い話。
出産を終えた方、妊婦でない方、あまり気にならない方は反転でどうぞ。
--
会陰というか膣、どうも前後に裂けたらしい。
(何針縫った、とかは聞いていない。相当長い時間縫っていたので怖くて聞けない…)
というのも、息子氏がこぶしを耳の横に当てたまま出てきたらしく、
会陰マッサージをしていたとはいえ、どのみち裂けなければいけなかったようだ。
こういうこともあるようです。

--

一旦この辺で切ります。続きはまた後日に…。

押していただけると励みになります(`・ω・´)
br_decobanner_20110923052118


26.November.2011

前提:出産場所はドイツ、クリニックは年に約1000出産という規模、
   Babyfreundliches Krankenhaus 赤ちゃんに優しいクリニック。(ここにはこだわった。)
   私の妊娠中は健康そのもの。
結果:出産時間7時間ほどの、横になって片足上げての普通分娩
   会陰裂傷、推定全治6週間の激しいイボンヌ

陣痛中にアロマバスに入れてもらうことを楽しみにしていたし、そもそも水中出産をしたかったのだが、
それらを実現するには、ありがたいことだが、あまりにも時間が足りなかった。

おしるしやら陣痛やら の投稿が18日の19時過ぎ。
ここから起こったことをまとめてみようと思う。

11/18 19:00頃 自宅
だんだん、局部が重く痺れる感じの鈍痛が4-6分間隔で定期的にくるようになる。
面白いほど時間通りに痛みがくるので、すでに愉快さすら感じている。
「くるぞくるぞくるぞ おお来た!時間通り!素晴らしい!」みたいな。
あまりにも下半身がだるく、座ったまま動けなくなってきたので、そのままネットゲームをして遊ぶ。

出産が近づいてるという実感は全くなかったが、それでも
・5分間隔が2時間続いたら と
・喋れない、本も読めない、いっぱいいっぱい になるほどの痛みになったらタクシーを呼ぼうと考える。

20:00頃
一応聞いてみようかな、と助産婦さんの携帯に電話をしてみたものの繋がらず、
「一体どのくらいの陣痛間隔になったら病院に行けばよいのでしょうか」
とSMSを送る。

20:20
5分間隔が続き、たまに3-4分間隔にすらなるが、痛みがそれほどでもない。
とはいえ不安になってきたので、産む予定のクリニックに電話。

電話を取ってくれたのがなんと、今さっき電話してつながらなかった助産婦さん。
(彼女、当然ながら仕事中は携帯に反応しない。)
彼女はこのクリニック付きの助産婦であり、
私のNachsorgehebamme(産後に自宅訪問してアドバイスをくれる助産婦)でもある。
いつも不定期に勤務している彼女の勤務日にあたったのは、ラッキーすぎる。

「あなた自身はどう感じるの?私は、ぼちぼちこちらへ向かうといいんじゃないかと思うよ」
と言ってもらうも、21時になってもまだ5分間隔になっていたら行こう、とゲーム再開。

21:00
5分間隔が2時間続いた。しかしまだ我慢ができるため、あと30分待とうと決心。
「大体さ、全然はっきりした痛みがないからクリニック行けばいいのか否かよく分からないんだけど」
と中の人に愚痴ったら、次の5分の波でクソ痛い陣痛が来る。
すぐに非礼を詫びたら、次からの陣痛が和らいだ。中の人こわい。

この辺りから、もうクリニックに行かなきゃだめなんだろうな…とだらだら考え始める。
(出産する、ではないところがミソ。)
ちびトランクの中身を最終確認し、足りなかったお菓子を詰め込む。

21:40
行くのやだな…と若干憂鬱になったところで、またも中の人から激しく痛い陣痛を見舞われる。
さらに激しい胎動のおまけもついた。

それに急かされるように勢いでタクシー会社に電話、数分後には車中の人になる。
タクシーのおじさんに、昔は男は分娩室に入ってはいけなかったから、その間に酒場で一杯やったもんだが、
最近は…とかいう今昔話を聞かされた。
自分から「今陣痛中なんです」と言ったためか、おじさんの性格のためか、
乗車を嫌がられることは意外となかったし、出産へ向かう妊婦を乗せるのは慣れっこのようだった。
領収書をきっちりと頂く。(あとで保険会社にタクシー代を出してもらうため)


22:00 クリニック
分娩室受付で助産婦と爽やかにごあいさつ、まず診察室で子宮口を見てもらう。
「6cmだわ、りりさんいいタイミングで来たわねー」
まだまだ開いてないから家に帰れ、と言われると思っていたので、これには一安心。

CTGの部屋が準備されるまで、分娩室から

あああー…ああああううううう…うううああああ…ああああ……

と、低めの苦しむ声が継続的に聞こえてくる。これは怖い。ヒトの本能がびびる感じの深刻な怖さだ。
お化け屋敷のBGMとして分娩室の音声を流したら、トラウマになる人が続出するに違いないと思う。

どうやら今晩は4人の妊婦が押しかけるという大盛況っぷりらしい。
助産婦いわく、だいたい19日周期でこういう盛況日が来るとのこと。
月とはあまり関係がないのだろうか。

22:20
CTG部屋でCTG開始。自分の陣痛の波を眺めながら過ごす。少し目を閉じると眠れそうだ。
陣痛マックスの時はグラフが富士山みたいになるとネットで読んだが、
自分はまだまだだな、明日あたりに出産だなと考える。

分娩室からは叫び声が聞こえていたが、直後に聞こえた赤ちゃんの産声に、こちらまで目が潤んだ。
Youtubeの出産ビデオで何度も見たように、私も出産直後は感涙するんだろうと思うが、
出産するという実感が、未だに全くわかない。

続きます。

ぐずる息子氏になぐさめのポチを…。
br_decobanner_20110923052118


23.November.2011

前回の投稿から5時間後、母になっていました。
52cmと3150gの息子ができました。奴はなんだか長くて赤いです。


出産はとても興味深いものでした。
見えざるものに体と痛みをコントロールされながら出産に至った、至らされた?ような、
どうにも不思議な感覚です。

今は元・中の人と知り合ってまだ数日なので、もう少ししたらふと更新します。
とかいって明日するかも知れないですが(・∀・)

気にかけてくださったかた、本当にありがとうございます。(コメントは後日返信させてください)
助産師もびっくりの安産菌を撒き散らしつつ、退院したての今日は、ぐったりいたします。
 (`・ω・´)つ≡ ● ● ● ●


皆さんも、よい出産を。


ちなみに、
子宮口は本気を出すと1時間半で3-4cm開くので、お気をつけて…。


19.November.2011

意外と、事が早く進みすぎて現実を把握できておりませんが。

40W0T 22:00
横になってしばらくしたら生理痛に近い痛みがある。鈍痛、そして刺激痛、ついでに胃痛。
数日前はすぐに治まったが、今回はなかなか引かず。
びびりながらも寝入ろうと努力、成功。

時間(予定日)に正確なのはいいが、お前のベッドマットと、掃除機がまだ届いてないんだが…
とがっかりする余裕がある。

40W1T 5:45
お腹が相変わらず痛くて目が覚める。
何か漏らした感じがしてトイレに行き、生理最終日のような茶褐色の血を確認。
うわ、来たよ!ちょっと早いんでないの、と中の人にツッコむ。

軽く興奮して寝られず起きるも、股間に差込み痛。
リアルに、いまこの瞬間に子宮口が開いてるのではないかと思える場所と痛み。
穴から上に向かって、細長い痛みが つーん と下半身を突き刺す感じだ。
不快な痛みとはいえ、我慢はできる。
7-15分間隔の痛みが続くも、2時間ほどで治まる。

(その合間に、いそいそとマニキュアを塗り直す私。部屋がくさい。何をやってるんだ一体。)

胎動は、いつもの右肋骨下ではなく、胃とへその間で感じるようになる。
骨盤外側あたりに、筋肉痛のようにどんよりとした、だるい違和感がある。
穴が痛くて、まっすぐ椅子に座れない。痔の膣バージョンみたいな感じだ。
片道10分の銀行へ出かけるも、歩くと骨盤が痛い。大股ではもう歩けない。

午後にも、10分間隔の痛みが1時間ほどあるが、すぐ不規則になる。
ゼリー状の血がにょろりと数度出てきたりする。
痛みの程度は、注意を他に向けていれば気にならないものから、息が詰まるものまでまちまち。
身体はだるいのに、じわじわと襲ってくる生殺しのような痛みにうんざりして寝られない。
痛みがだんだん強めになっている気はするが、なるべく気にしないようにしている。←今ここ
5分間隔が2時間くらい続いたら病院に行こうとは思う。
どのみち明日の早朝に健診なんだがね…。


そんな母体とは対照的に、なにやら明るく楽しく溌剌と動いている中の人。
今日は特に元気だね。その調子でのびのびと育っておくれ。

*

ちなみに赤用ベッドマットは予定日の翌日に到着した。セーフ。待ってくれてありがとう赤。
ありがとうついでに、明日掃除機が着くから、明日まで待ってほしい。頼むよー。
さて、いつ出てくるのかな。

予定日が近い方、お互いに出産を満喫できたらいいですね。
br_decobanner_20110923052118


16.November.2011

・夜中に差し込み
横になると差し込み痛がある、という時がある。起こるのは、夜か夜中。
でも、全くない夜もある。きっと、中の人の気分次第なんだろう。

・お腹は成長し続ける
私の「横から見たら絶壁腹」は、絶壁のまま103cmの腹囲になった。
しかしながら、目標であった 出産までに115cm というのは達成が難しそうだ。

私がスニッカーズを食べすぎているから急に大きくなってきたのか、赤よ。
でも授乳中はチョコを控えろと助産師に言われているから、食べ収めさせておくれ。
(カカオが乳の出によくないそうだ。だから産後はホワイトチョコを食べることにする)
それともアップルパイのせい?それともハリボグミのせい?なんのせい?(^^)

とにかく、何かに急き立てられるように、甘いものを食べることをやめられない。
虫歯が怖いな。

・減り気味の便量
毎日お通じはあるが、量が確実に減っている。その代わりにおならが…。

・日によって坐骨神経痛
寝違えているだけかも知れない。

・相変わらず夜は、1回のトイレ起きを除いてよく眠れている。

最近めっきり寒くなってきたので、赤が出てくる気をなくしつつあるように思う。
暖かくなるまで出てくるのを待つのは、無理だと思うがね。ますます寒くなるばかりだよ。

*

乳児突然死(SIDS)を防ぐには、適切な睡眠環境が必要だと聞いている。
睡眠時の室内の気温は16-18℃であるとよいらしい。部屋を暖めすぎるな、ということだそう。
うちには気温計がないんだが、だいたいいつも肌寒いくらい、でも外よりは暖かいくらい、と
いつもそのくらいを目指して、暖房をひっそりと入れたり切ったりしている。
だいたい、部屋が暖かすぎると眠くなって仕方がないんだよね。

*

 3週間前に注文した赤用ベッドマットがまだ到着しない。
配達人が届けに来た時家にいない場合は、直接郵便局に受け取りに行かねばならぬ上、
保存期間の7日間を過ぎた場合は、容赦なく送り主に戻される。
DHLは、再配達受付なんて優しいことはしてくれない。もしあっても有料だと思う。
配達時間帯指定なんてのも、もちろんない。
配達してくれる人に、いつも何時頃に来るか聞いておけば、対策は立てられるけれどもね。

車のない私は、赤用ベッドマットと新生児を抱えつつ家に運ぶなんて無理。
元同居人に頼めば必ず手伝ってくれるとは思うが、これ以上甘えたくない。

中の人には、これが着くまではなるべく出てくるな、とも言い聞かせてあるので、
明日が予定日ではあるが、出産までもう1週間くらいはかかりそうだ。
マットのせいで出てこられない気の毒な赤。すまんがそういうことだ。あきらめろ。

外は寒いが、お腹の中は相当暖かいんだろうな、いいな、と思いつつ道を歩くりりでした。

37℃の羊水に、昔は私たちも浸かっていたわけです。不思議ですねえ。
br_decobanner_20110923052118


14.November.2011

そういえば私のお腹は妙に四角い。(動画からの画像なので荒いです)

rechteck

どっちがお腹だかわかりますか。左がお腹です。
妊婦のお腹は、横からみたらもっと丸いものではないのか? なぜ絶壁なんだい。

どんな格好で入ってるんだ中の人は。

13.November.2011

ドイツではだいたい、妊娠8ヶ月あたりから3週に1回、
10ヶ月から出産まで2週に1回の健診…らしい。
が、うちの先生はどうやら慎重派らしく、10ヶ月に入った所で週1の検診となった。
毎度やることは、CTG(NST)と子宮口チェック、膣に細菌がいないかのチェック。

気になるのが破水から始まる出産なんだが、赤の頭がばっちり骨盤にはまってる(蓋をしてる)から
絶対にその心配はないわ!と毎回先生に言い切られているので、大丈夫らしい。

もうかなり前から、妊娠7-8ヶ月あたりからあったに違いないわけだが、
40週目にして初めて「あら、あなた痔があるわねー」と気付いていただいた。
それにしても、下痢も便秘も全く無いのになぜいぼ痔ができるのか聞いたら、
胎児の圧力でなる、そして出産後に治ると返ってきて一安心。
いぼ痔があると、お通じの際に異常な量のトイレットペーパーを消費せずには汚れを全てふき取れないのだ。
何度はさみでちょっきんしてやりたいと思ったことか。

*

近頃、夜中に ずきっ と下腹に差し込みがあるようだ。
なぜ確実ではないかというと、寝ぼけているからだ。
「痛いような気がする…けど眠いから寝続ける…」
という感じで毎晩、習慣化した1回のトイレ起きを除いては、7-8時間熟睡している。
引っ越して以来とっても良く寝付けるようになったのはなぜだろう。寒くなったからだろうか。 

トイレ後にもぐっすり眠り続けるポイントは、意識して寝ぼけながら、そして電気は点けないことだ。
電気は点けずトイレに向かい、全部手探りですませ、夢見心地でベッドに戻り、寝る。
(私は一人暮らしなので、夜中はトイレも流さないで蓋だけしめる。うるさくて目が覚めてしまうから)
すると、朝起きても、自分が夜中にトイレに行ったか否かよくわからない。そのくらいでいいと思う。

*

近頃泡を食って、1歳前後からの託児所探しを始めた。
本当はいつも間近で赤の成長を見ていたいんだが、シングルマザーは働く必要があるのだ。
うちの周辺では、一つの託児所がだいたい10人前後の受け入れ。
そしてもちろん順番待ちリストあり。

問い合わせてみると、妊娠中からリストに入れる所と、出産後でないと無理な所がある。
意外と、出産後に母子でよーく知り合ってから申し込んでくれ、と言われることが多かった。
なので、出産後「シングルマザーなんです」と強調しつつもう一度申し込もうと思う。

*

牛肉がどうしても食べたくなったので、グーラシュを作ることにした。
食べたことはあれど、作った事はなかったのだが、こうなった。

gulasch

見た目はいいが、想像していたデミグラス的濃厚な味は一切せず、若干すっぱめ。
そもそもグーラシュはにんにく・たまねぎ・パプリカ・牛肉を煮るというシンプルなもので
そこに塩じゃがいもやシュペッツレを添えて食べるものらしいのに、根本的に間違っていたらしい。
味付けも、面倒くさがってマギーの「グーラシュの粉」を使ったのがよろしくなかったようだ。
次回はきちんと香辛料を買い揃え、シンプルに作りたい。

同じ年のコック(元同僚)は去年、ものすごい美味しいグーラシュスープを
クリスマスマーケットで作っていた。
同じくクリスマスマーケットで働いていた私は、毎日のように彼のスープを美味しく食べたものだった。
とろとろの牛肉、香辛料の効いたスープを極寒の店舗で食べる幸せ…!!
(売り子たちは売り物全部タダ飲み食いできた。よって毎日グリューワイン飲みまくり。)
プロには敵わんなー。飲んだ時にでも作り方聞いておけばよかった。

今年もクリスマスマーケットで働きたかったな…とこっそり思っている私に、ぽちっとお願いします。
br_decobanner_20110923052118


9.November.2011

・おならノンストップ
実際にかましてみると、長くてでかい音。こういう時に一人暮らしのありがたみがわかる。
お通じ(の量)が少なくなった分、おならがかなり多くなった。
道を歩いている時にしたくてしたくて、ガマンができない時も多々。
そういう時はよおく周りを見渡し、さらに音が響かないか確認し、車が通過すると同時に…と
おなら一つに手の込んだことをしている。

・手首痛が消える
おそらくもう38週目あたりから、いつの間にかなくなっていた。ありがたい。

・少し重い物を持つとすぐお腹が張る
買い物で牛乳を3パック買うと、帰り道が憂鬱で仕方ない。
(出産後はなるべく1週間は家にこもりたいから、ただいま食品買いだめ中。)
だからって持ち帰るのは私一人なのでどうしようもないが、パートナーがいたら手伝ってもらうべきだと思う。
そんなに重そうに見えないものを運ぶのでも、10ヶ月に入ると直接お腹にくる。
妊娠前はどんなに強かった女性でも、臨月に入ったらそんな状態なので物は持たせないでやってほしい。


天気が悪いとお腹がきりきり痛む。胎児で低気圧測定が簡単にできそうだ。

*

 100EUR以上の出費を覚悟していた子供用ベッド、中古家具屋で30EURで発見、即購入。
実はねじが足りないのでほんの僅かに怪しげな安定感なのだが、いいとする。
元同居人Aが、運搬から組み立てまで全てを手伝ってくれた。ありがとう!
彼女、更に私の引越し前に「いる?」とあっさり敷物をくれる。

 赤が床ではいはいできるように欲しいと思っていたふわふわのじゅうたんも、
いいタイミングで元同居人Jo氏の彼女Eからいただくことができた。
彼女の友人がじゅうたん屋で働いているらしく、たくさんもらうそうで、それをそのまま私に譲ってくれたのだ。
(そもそもじゅうたん屋では、余りじゅうたんRestteppichとして安く売っている。
 縦長のを購入して半分に切って横に繋げれば、りっぱな1枚のじゅうたんに見える。)

新しい住居は、頂き物と中古品で立派になってきた。ありがたい。
出産後にいろいろ提出する書類はほぼ揃ったし、遺書も人に預けたし、これで大丈夫そうだ。

ひとまず、また買ってしまったスニッカーズを少しずつ食べつつ、のんびりしたいと思う。

虫歯に若干おびえている私に、ぽちっとお願いいたします。
br_decobanner_20110923052118


3.November.2011

2人はドイツ生まれドイツ育ち、チュニジア人のご両親から生まれたそうな。
喋るのはドイツ語、アラビア語。

兄は経営のシェフ、弟は厨房のシェフ…だけど経営もやる。
兄は嫌煙者、弟は喫煙者。兄は既婚者で2人の子持ち、弟は謎。
兄は育ちがよさそうで、弟はいい感じにやんちゃもしてきた感じ。
兄よりも弟の方がデカい。兄が40歳前後、弟が30歳過ぎくらい。
最近職場が社長による経営というか、兄弟による経営になってきている。
この二人が面白い。

*

兄は、なんだか一生懸命やってるんだけれども抜けてるタイプ。
思わず「大丈夫?確認した?確か?」といちいち聞きたくなる。
毎度「大丈夫(`・ω・´)」と答える彼だが、たまに致命的なポカをするので信用ならない。

そんな兄シェフがある日、早く帰りたいらしい同僚を説得していた。
「うん、わかるんだよ、早く帰って彼に会いたいよね。
 でもね、明日遅番でもいいから今日はどうしても残って欲しい。いい?
 いや、ちょっとこう考えてみるといいよ、こうやって仕事に残るのも運命なんだって」

思わず横で大爆笑する私。
そんなあなた1時間余分に働いてもらいたいがために運命という命題を持ってくるなんて!

そんな私の反応に驚きつつも、誰かに笑ってもらって嬉しいらしく、
思わずにこにこしちゃう兄シェフ。
結局兄シェフに押し切られて残ることになった同僚が去った後、

「ねえりり、さっき何で 運命 で笑ったの?  +(・∀・)+ワクテカ 何で何で?」

と超いい笑顔で聞いてきた。
なんだかもうこの人は憎めないな…。と思った。こういう天然タイプには癒される。

別の時に、お客が行列を作っている前で忘れ物の財布をあけて、
「見て見て りり、お金は入ってないのにコンドームが入ってる!」
と笑っていたのには度肝を抜かれた。客苦笑してましたよ、シェフ…。
「財布には一番重要なものだけが入ってればいいんじゃないの?」と答えた私も笑われたけど。

「明日の午後を俺たち同僚と一緒に過ごさないか?(・∀・)(=午後働きにきてくれ)」
と言ってくるのも結構好きだ。

*

弟は、兄よりしっかりしていて頼りがいがある。
兄も、弟に聞いてから最終的な決断を下すこと多々。
私が妊娠していることを「冗談だべ?」と言ってくれたのが彼。
彼は料理人だけれども、レジもやるわ注文も取るわ皿も洗うわでオールアラウンダー。
しかし忙しくなってきて彼自身がいっぱいいっぱいになってくると、司令官状態になる。
ムダに声がデカい。

厨房から出てきて顔を合わせる度に
「オウ、りーりー!!」
と叫んでくれたり、
突如大雨が降り出して皆であわてて片付けているとハイテンションで腰振り踊りをはじめたり、
良くわからない生体だ。
生まれも育ちもこの町、ということに誇りを持っているらしい。ズーズー弁のドイツ語で喋っている。

蜂が大の苦手らしく、ご飯を食べている時に飛んでこられた場合は
がたっと席を立って固まったまま、難しい顔をして蜂を遠巻きに見ていたりもする。
デカい男が小さな一匹の蜂にびびっている姿は、なかなか愛らしい。


未だに若干いっぱいいっぱいなお二人なんだが、不思議と親近感のわくタイプなので、
常連客を覚えるところからまず頑張ってやって欲しいと思う。

*

何でいきなりこの2人の事を書くかというと、今日突然兄シェフが電話をかけてきて

「ちょ、りり、産まれた?産まれたっ!? まだ!?いや、ほらお祝い言いたくて!」

とやらかしたからだ。かわいいなあ。 
仕事が終わって1ヶ月、同僚たちが寂しくなってきた今日この頃に、
兄シェフからの電話っていうのはなかなか心がほっこりするもので、気にかけてもらっていることも嬉しかった。
ありがとうシェフ。でもいくら暇だからって、私用に職場の電話使うのやめようね。

*

明日健診なのにケーキを食べるの図。尿糖に++がついたって後悔しない(`・ω・´)キリッ

aprikose

今日はアプリコットケーキ。ごろごろ入ったあんずに、シナモン・カスタードクリームの味わい。
今日知ったが、ここのカフェはこの界隈で有名な、老舗の美味いケーキ屋さんだそうだ。
そのケーキ屋さんとご近所になった私は不運というべきか、幸運と取るべきか。

幸運だと思う方はぽちっとお願いいたします。
br_decobanner_20110923052118



2.November.2011

・坐骨神経痛
右尻頬さんがいつも不調。でも、歩ける程度の痛み。
引越しの際に「ビキッ!」とやってしまったのが一番痛かった。翌日にはだいぶ良くなったけれども。

・腰痛
何だか体を動かすのがだるいという、緩やかな痛み。

道を歩くと恥骨痛に苛まれる。坐骨神経も痛い。腰も痛い。
今日も半日歩き回ってみたが、流石にだいぶキツくなってきた。
歩けば歩くほど、鈍い痛みによって、体がだんだん重くなってくる感じなのだ。
うそだ、自分はもっと動けるはずなのに…!とも思うのだが、臨月をナメてはいけないようだ。
もうちょっと自分に優しくして、休む時間を作ろうと思う。

*

そう言えば助産婦さんが、10ヶ月に入ったら炭水化物の摂取を極力抑えるほうが良いと言っていた。
胎児の脂肪が増えるだけなんだって。
と言われると炭水化物を意識するようになり、やけにパンが美味しくなる天邪鬼な私。
最近パン屋に通ってButterbrezelとアップルパイばっかり食べている。
冷凍のシュークリームも買ったよ!

後は、陣痛中に食べるものーと思って買った、禁断のスニッカーズ6本組。
もうあのごろごろ入ったピーナッツ、ちょっと塩の効いたキャラメル、チョココーティング…!!
1日1本(250kcal)と決めて食べはしたが、何だかもう残り1本しかない。あれ?


喫煙する夢を最近立て続けに見ていて、「あああ妊娠しているのに吸ってしまった!」と疲れている。
この夢は、禁煙してから見る典型的なものらしい。
そういえばやめてからもう半年過ぎたよ!少なくとも食後に吸いたいとは思わなくなってきた。
えらいな。
禁煙してからお金がやけに貯まるようになったし、煙草の臭いから解放された。
子供にも悪いし、このまま煙草とはさよならだな。

*

さて、子供用ベッドが来るのが先か、赤が来るのが先か、ちょっとドキドキだ。
一応毎日「予定日を過ぎてから出てきたほうが、いいことがあるよ…」と言いきかせている。
取り敢えず様子を見てみよう。

甘いものがやめられない方は、特にぜひぽちっと。
br_decobanner_20110923052118