Juni 2018

26.Juni.2018

何年経ってもなるたけ行きたくない場所:

外国人局。

そして、私とオットはどうも、色んなご縁でドイツに滞在させて頂いていると
思ったおはなし。


*


現在私には、EU出身者(=息子)の親としてのビザがおりている。
これで私は滞在にしばらく問題はないが、今回外国人局に行ってひやっとしたのは
オットである。

現在彼は、4人家族を養うには到底足りない収入なのだけれど、
私が息子とつながるビザを持っているので、私・息子で ひとくくりと考えられ、
オットは、オットと娘だけ、2人分の生活費を稼いでいればよい、とみなされて、
1年間の労働許可が下りていた。実際は4人家族だけど。
(しかしながら娘の滞在許可は、なぜか私と同じく2020年まで出ている。
オットと同じ家にいる、とみなされているのなら、本来ならオットと同じ長さの
滞在許可が出るはずなのに。)

今回の更新でもそれが通じるかな、と思いきや、ここにきて
4人家族分の収入がないので、労働許可はおろせません、と来た。

そもそも、今まで「2人(オットと娘)分のみ稼げばよい」とされていた判断は、
役所の手違いだった、と言われる。
…あれ、これ聞き覚えがある。
ドイツにいてはいけなかったおはなしと、赤父のおはなし
本来、オットには労働許可はおりてはいけなかった、とつまりはそういうことです。


さあ私とオット、パニック。オットの職場もビックリ。
寝耳に水とはこのことか。

オットは丁度、来年度に、働きながらの職業訓練をもう一度始めるつもりだから、
滞在許可を学生として取得して、仕事は学生としてできる範囲内でのみして、
生活に足りない分は貯金で何とか補おうか、とかあわあわ考えている間に、
外国人局の方からご連絡をいただき、
どうやらもう一年だけ延長していただけるようだ。

収入は少ないけれど、1年間は貯金で補える、と判断されたらしい。
あとは、外人局のお姉さま方を滔々と説得したオットの人柄。
ありがとうございます…。

役所のミスに助けられて(?)ドイツ滞在しているということでした。
「住まわされている」、「ここに生かされている」そんな気がする。
私たちには、何か、ここでやらなければならないことがあるのかも知れない。
きちんと生きなくちゃ。

*

私個人は、7月末に、専門の特講を受けることになった。
泊りがけで1週間弱、専門漬け。しあわせ。
自分がそこで教えるから来たらどう?と学生時代の教授から聞いたのが
特講開催の1ヶ月前、そこからいきなり参加を決めたので、準備でひいひいしている。
その間、2人の子どもをの世話を含めたサポートを担当してくれるのは
もちろん、オット。
家を1週間弱空けるので、1歳の娘の入眠サポートをどうするか、会議もする。

結論:
ちょっとずつ、おっぱいやめましょう。

文字通り3度の飯よりおっぱいが好きな娘、何とかなるだろうか。
とはいえ、今は基本的に夜しかあげていない。
昼間はだましだまし、水をあげている。が、おっぱいに勝るものなし。

新しい入眠習慣を作ってあげないといけなそうです。
がんばろう…。


br_decobanner_20111219234918   にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
にほんブログ村


22.Juni.2018

一人になりたいなーと思うことがある。

子どもも、オットも、親しい友人もいない所で、自分の専門だけで生きてみたい。
ママでもなく、妻でもなく、りり個人として。

体力ギリギリまで働いて、疲れて帰って、晩酌しつつ映画でも観たり、
コンサート聴きにいったりして、好きな時間に寝て、好きな時間に起きる。
ふらりと一人旅をする。知らない地で知らない人としゃべってみる、という。

オットは、一日仕事すると、早く家に帰って家族の顔が見たい!と思うようだけれど、
私は、仕事を請けるととことんその世界に浸って、
家族がいるという現実に戻りたくないと思ってしまう。

子どもといるんだから、合理的なこれがいいとか、健康な食事を作るとか、
部屋を掃除するとか、洗濯するとか(洗濯物干しが家事の中で一番好きだけど)
そういうの面倒!と感情では思う。
でも、やっている。

赤信号とか、車がいなければわたっていいじゃん、と思う。
人が殆どいない道路ならいいじゃん。
でも、子どもがいるから、やる。その場にいなくても、守る。


これが面倒だと思うことがあるんだよなあ。
でも、子どもたちとオットという存在が、
破天荒で適当な私を、現実に繋ぎ止めてくれている命綱なのかもしれない。



おっぱいで寝かせたはずの、トド状態で寝ていた娘が、ぎゃーと泣いてママを呼ぶ。
一瞬「あーくそ面倒だな」と思ってから、笑顔でママに戻って抱っこして、
ほっぺにちゅっちゅ攻撃をする。

気まずくなるくらい長く見つめられてから、にこっと返され、顔に触れられると、
ああこれでいいのかもな、と幸せな気持ちになる。
そんな感じで毎日過ごしています。


br_decobanner_20111219234918  にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
にほんブログ村


20.Juni.2018

大変な話題の記事から、日記を書くのをさぼってしまっていました。

あれから1週間経った、2月はじめには退院して、家に戻ることができていた。
病院は高台にあるので、病室の窓から自宅が見えるという生殺し状態での
入院生活だったけれど、本も一冊読めたし、飲みたいときにお茶は飲めたし。
途中で、カーテンなし2人部屋の隣に、元看護師のおば様が入ってきて、
たくさんのお喋りに興じた以外は、とても静かな時間だった。

「ぜんぜん良くなかった」のが私のオット、S氏。
おっぱい以外では絶対にベッドでは寝付かない娘を抱っこ紐に入れ、
寝るまで夜な夜な住居を歩き回ったそうな。
娘が抱っこ紐で寝た、とほっとして、自分も椅子に座って寝ようとすれば、
座った瞬間に目を覚まされてぎゃん泣き→一晩中住居徘徊という無限ループだったそう。
S氏が睡眠不足で、日に日に疲れていくのが目に見えていたし、娘も殆ど笑わなくなっていた。
入院最後の頃には、鍵を忘れて住居を出て入れなくなるわ、
完全母乳から粉ミルクに切り替えになった娘のために熱湯消毒していた
哺乳瓶の飲み口を、熱しすぎて溶かすわ、もう気の毒すぎた。


あれもこれもあったが、無事に再び生かされて、日常を送ることができているので、
きちんと毎日を過ごさないといけないと思う。

br_decobanner_20111219234918   にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
にほんブログ村