März 2022

27. März.2022

世界の情勢をきちんと把握するのは人間としての責任だと思って、頑張って6時のニュースをラジオで聞く習慣をつけたものの、戦争が始まってからは、具体的な状況を聞く度に気持ちが重くなって、体と心が重りが張り付いたように動かなくなる。

それでも、きちんと状況は把握するのは人としての義務と思って定期的な情報収集を怠らないようにしたら、涙が止まらなくなって困った。


教訓と訂正すべき行動: 無理にニュースを聞こうと思わなくていい。悲しいニュースを聞いて心が苦しくて動けなくなるのは、おかしいことじゃない。


ドイツ国籍である知人の6人家族が、カザフスタンとウクライナ両方の母子家族を家庭に受け入れたそうだ。ちなみに知人のお母様は痴呆で、家で彼女から特別に介護されている。

それを聞いて、なぜ私は4人だけの家族なのに、今まさに家を必要としている方々に何もできないんだろう?と苦しくなる。


私は、苦しんでいる人を直接、助けることができない。私自身が10年前にとても苦しい思いをした時色々な方に助けていただいたのに、なぜ返せないのかと歯痒く思う。無力感はいつでもあるけれど、それでもまず、人間関係で問題があったときに相手の意見を聞き、それを認め、自分の意見も主張し、そこから解決策を共に見つけられる、という姿勢を自身で実践して、そこから少しでも子どもたちが、大人になる道へお弁当として持っていけるといい。




*



今日はひどい日だった。


朝新しい職場になるかも知れない場所に面接に出かけようと車を走らせ始めたら、まずハンドルがめっちゃ重くて、90度の角を曲がるのに他の車線に大きく入らなければいけない。

おかしいと思ってすぐ帰宅、オットに彼の筋肉でもって無理矢理車庫入れしていただき、 自宅より工場へレッカー移動。

2台目の車でなんとか時間に間に合った面接では、何曜日の何時から何時まで働けばいいのやら、なんだかあやふや。手応えもあったのかなかったのか、微妙すぎて頭がハテナだらけ。

そこから帰宅しようとしたら、今度はうちの犬が脱走して行方不明との連絡が夫より入り、ハラハラして帰ったら、近所の飼い猫の首根っこを押さえつけているところを、オットがご近所さんの協力のもと捕まえたとの報告が入り、もうひたすら気持ちが重くなる。うちの犬も相手の猫も怪我もしているよう。
もちろん猫の飼い主にはひたすら謝罪して、獣医での費用は全て持ちますとお話もした。 言いながら半泣きになる自分、ちょっとまだメンタル弱めである。猫さんは、今の段階では目立った怪我はなく、うちの犬に追われたあと、1時間木のてっぺんから降りてこなかったそうだ…。うちの犬はかすり傷のみ。


でもきちんと犬損害保険入ってたな…と思って一応保険会社のホームページチェックしたら、実はまだ加入していないことがわかる。一番重要な、最後の「契約をする」クリックを忘れていたことが、犬が来た一年後に今更わかってしまった。

→今回のことで起きるかも知れない賠償は全て自費負担。苦しい。

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これがうちの保護犬♀です。犬種はスペイン産の猟犬のポデンコ。
家では猫のようにひたすら寝て人間とイチャイチャしていますが、一歩外に出ると完全に猟犬スイッチが入って手に負えません。
犬学校に時々通っているのに… 



そこからの別口の仕事では、いつも絶対にしないミスをしでかし、ひたすら顧客に謝ったものの事後にチクチクしたコメントをいただくという事態に発展。ここ3年全く問題なかったのになんでじゃ。とはいえお恥ずかしい。


なんかこういう時に限って、オットが1500円くらいの高級有機肉のステーキ買ってきて、パーっとやろうぜ!とか言って楽しそうにしていた。不謹慎じゃないの?!って腹は立ったけど、なんか肩の力が抜けて嬉しかった。

屋根があって、家族が無事でいつものベッドで寝ているってすごい特別なことだと、改めて感じ、涙が出た。


ありがとう。全てに。



戦争で苦しんでいる方に、私は100万円の寄付とかはできない。無事に過ごせる家を提供することもできない。なんという無力な人間なんだ私は。今まで学んできたことは、なんの、そして誰のためだったのだろう。







それでも、私ができることができますように。そして、朝起きて朝食を取り、夜暖かい布団で安全に寝られる、というこの状況にずっと感謝し続けていられますように。私が少しだけでもできる寄付が、彼らの暖かいお布団、そして安全な場所になりますように。


ちょっと心の弱ったりりでした。