25.Januar.2012

自分は、恵まれている。
屋根のある家もあるし、家具もあるし、生きていくのに十分なお金もあり、三食食べることができる。
助けてくれるお役所の人もいるし、弁護士もいる。
息子は健康だ。おまけに笑顔を振りまくのが得意なので、それに便乗して私も会話に入ることができる。

自分は、たくさんの幸運を持っている。
赤ちゃんに笑いかけているお父さんを見ると、うちの息子には笑いかけてくれる父親がいなくて気の毒だな、と
切なくなるのだが、その分道端で会うおばちゃんや相談所のお姉さんに愛情をもらっているから
うまいこと行っている。

腰をべきべきにし、手の皮を擦りむきつつ洗濯物を洗っていると、洗濯機欲しいなとまた切なくなるが、
光熱費が家賃に含まれているため、どんなに使っても追加料金を支払う必要がない、ということを
思い出し、そしてこの手洗い経験は絶対無駄にはならない、と信じている。
しかしまだ若くてよかった。10年遅かったら、完全に腰イってたよ。笑
手ががさがさになっても、Florenaのハンドクリームは1,45EURで買える。ドイツばんざい。

手といえば、私が子供の頃、私の母が熱々のゆでたて卵の殻を軽々とむいてみせていた。
ゆでたてのじゃがいもの皮も、手でむくことができた。それを思い出すたびに切なくなる。
なぜかというと、長年の母親業が一人の女性の手の皮を厚くさせたのだ、と思うからだ。
今、私はまだゆでたての卵をむくことができないが、気付いたらできるようになってるんだろうなあ。
ツラの皮だけは昔から厚いんだがね(・∀・)

何もないことがしあわせ、退屈にすら感じるということがしあわせ、というのを去年、身をもって学んだ。
失ってから初めて、あれはしあわせだったんだと気付くこともある。
…と、息子が数時間叫び通す時には、がんばって自分に言い聞かせるのだ。
明日息子が死ぬとしたら、今日抱っこしなかったり、いらいらしたことを後悔するだろうから。

*

したいと思ったことはすぐにする。しばらく連絡を取っていなかった友人にもすぐにメールを出してみる。
おしゃれな帽子も短いスカートも思い切って試してみる。死ぬ直前に走馬灯の中で後悔したくない。
毎日外出して誰かと話す。外にはいろんなチャンスが必ずいっぱいある。気付くか気付かないかも自分次第。
毎日ちいさな何かを達成する。やりとげた自分をほめることで、少しずつ自信がついていく。
毎日が特別な日だと思って行動する。きちんと化粧して、笑顔で胸をはっていく。

というのを今年のモットーにしようと思う。
たのしくね。

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この記事へのコメント

1. Posted by はいじ   27.January.2012 14:24
予定日が近かったので、以前から見させていただいていました。
私も昨年11月17日に出産し、女の子の母親になりました。

娘が「口さびしい~!!乳首加えさせてくれー!」と泣く度、イライラしてはいけない!!出産の時を思い出せ!!と自分に言い聞かせています。

こんなにかわいいわが子を抱ける幸せを忘れないようがんばりたいです。

あ、わが子はドライヤーで泣き止みます。

後、シーっと耳元で言うのも短時間ですが効果ありです
2. Posted by りり   27.January.2012 20:34
はいじさん初めまして。
女の子なのですね!個人的に、女の赤ちゃんの泣き声は男に比べて何となく可憐に響きます。
が、長い間泣かれる時には、何だか頭が真っ白になってしまいますよね。
泣き止ませることのできない、赤ちゃんを満足させることのできない悲しさから、
イライラが来ているのかも知れない、と最近思います。
赤ちゃんというものが、1ヶ月前に比べて珍しくなくなってきましたしね。笑

はいじさんのおっしゃる通り、初心を忘れずに、自分の元に贈られてきたわが子を大事にしたいです。

ドライヤーを試してみましたら、目を見開いて、ぴたっと泣き止みました!素晴らしい!
シーもやってみます。情報ありがとうございました!

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