裁判、弁護士
9.Juli.2011
最初に今回の裁判のことを簡単に。
裁判は5回行われ、私が出廷するのは目撃者として証言する日と、判決の日の予定。
◆ 前日 ◆
裁判は5回行われ、私が出廷するのは目撃者として証言する日と、判決の日の予定。
◆ 前日 ◆
弁護士H氏と最後の打ち合わせ。
またもいくつかロールプレイをして、裁判の予行演習と事実確認。
そして、きつい刑を望むか否か。二つ返事できつい刑に一票。
裁判中に気分が悪くなったらすぐに言うようにと念を押される。
妊娠の事はもう相手に伝えたんですよね?そこから認知問題が楽に解決できるんですが
と言うと、突然相手の弁護士に電話をかけ始め「今伝えた(にこっ)」と返される。
このノリで大丈夫なんだろうか。W氏とH氏の連結はどうなってんだ…。
愛想はよく、でもどんなエグい質問をされても笑わないでね との注意。
愛想のよさには自信があるが、苦笑する癖がある私には少し難題。
ふと裁判所をネット検索してみたら、裁判の日程一覧表があることが分かった。
ご丁寧に罪状までばっちり書いてある。何これ公開の裁判ってことか?嫌すぎる(´・ω・`)
◆ 1日(1/5)目 ◆
仕事中、初公判を終えたH氏より電話連絡あり。
加害者が少なくとも2年服役するであろうことに対してどう思うかを聞かれ、甘いと答えた。
しかしここはアメリカじゃないので、そんなに長い刑はないだとか何とか。
そして、子供は父親が必要なんじゃないの?大丈夫?と追い討ち。激しく心が揺れる。
しかしここはアメリカじゃないので、そんなに長い刑はないだとか何とか。
そして、子供は父親が必要なんじゃないの?大丈夫?と追い討ち。激しく心が揺れる。
H氏の見解では、彼から凶暴性はもう見てとれず、もし彼が私を殴らなかったら
私が彼と結婚していただろうなと思った、という事だ。それってどういう意味なんだい。
加害者が裁判慣れしていること、彼は薬物中毒と精神面を治療されなければならないこと
を伝え、お話はおしまい(半分H氏からの強制終了)。
を伝え、お話はおしまい(半分H氏からの強制終了)。
彼の様子を伝えられ、ものすごく心が乱れた自分がいる。
裁判中の彼は、私が妊娠していることを未だに知らないらしかった。
あちら側の弁護士は、明日彼に伝えるつもりだそうだ。もう何時でも好きにしてください。
私は加害者をどうしたいんだろう、という考えが頭をふとよぎった。
今まで考えたことなかった。
今まで考えたことなかった。
仕事中なのに目から汗が垂れかかるが、なんとか阻止。さすが私!接客のプロ!いえあ!
◆ 出廷前日 ◆
友人Cに助言を求める。
りりは2年以上の懲役を求めているけど、彼に復讐をしたいの?と言われる。
つらいことをされたにせよ彼を許し、後は彼が彼の良心に従って生きられるように
祈るのも手だよ、とのこと。許すのは難しいかも知れないが、
ずっと憎み続けると、私自身も長く苦しむことになるからだ。
祈るのも手だよ、とのこと。許すのは難しいかも知れないが、
ずっと憎み続けると、私自身も長く苦しむことになるからだ。
しかしながら、許すと決めると、彼を完全に受け入れることになる気がする。
それは、今までの警察や弁護士の協力への裏切り行為ではないか?
許して、かつもう二度と彼と関わらないと考える、その調節がうまくいかない。
何事にも完全な白黒をつけたい私への、新しい挑戦になりそうな助言だった。
父親の件に関しては、加害者である必要はない、血縁でなくても父親代わりになれる人は
いるよ、と彼女の友人の例を話してくれる。それと、りりはたくさん考えすぎwと笑われた。
昔から色んな人によく指摘されるよ、考えすぎというのは(´・ω・`)
昔から色んな人によく指摘されるよ、考えすぎというのは(´・ω・`)
気付くと、息を止めている自分がいる。なぜ。そして胃が痛い。
つづく。
つづく。
23.Juni.2011
外人権利専門の弁護士W氏の講義を聞いてきた。…と言わせてもらいたい。
あまりに分かりやすく筋道を立ててくれ、更に声が良くて聞き取りやすいので、
彼と話す時は大学生に戻ったようだ。
訛りなし、つまり標準ドイツ語でしゃべってくださるのもすばらしい。
*
講義のテーマ:滞在許可と認知について
[ 滞在許可 ]
またFiktionsbescheinigungが出るようだ…。仮ビザってのがどうもいけてない。
利点はFBを労働許可証とできることにあるようだが、どのみち労働契約は切れるんだよ…。
だから新しい職場を探さないと、お金ないよ、ということだ。
Sozialamtで金銭的支援を受けたい場合は、FBではだめ。
これは正式な滞在許可証ではないため。
とはいえ、本当にお金が無い場合は、何か申請ができると。
その場合は、市が用意したぼろい住居に移る必要があるそうだ。
しかしこの住居は、子供にとっていい環境ではないので、本気の最終手段。
でもこうすると、保険を市に払ってもらえることになるからなあ…。
妊婦に保険はだいじ。
[ 認知 ]
赤が元パートナー兼加害者の国籍を取る為の書類を確認。
必要なのは、父母の出生証明書・パスポートコピー、赤の出生証明書等。
更に、相手の署名。署名を得るのが一番大変だろう。
しかしそこで光るのが、W氏の作戦。
裁判前に弁護士を通じ、私が妊婦であることと認知が欲しいことを加害者に伝える
↓
もちろん裁判官にも伝わる
↓
加害者は被害者に酷いことをしたけど、認知をする、という小さな行為で
ちょっと刑が軽くなるかもよ? という状況に持っていく
(ここで更に認知を拒否すると、被害者に追い討ちをかけるという心証になり
刑期が増える可能性がある)
つまり、裁判前に妊婦だと言っちゃった方が、認知を得られる確率が高いということ。
非常に鮮やか。弁護士を敵に回すと怖いな…。
でも相手にだって弁護士はいるわけだから、どう来るかね。
加害者が認知をすることで損をすることってないと思うけど。
どのみちお金持ってないから、私にお金払う必要もないだろうしね。
そして、軽くなる刑期については、3ヶ月程度だという。
もし1年も軽くなるならちょっと考えるけれども、3ヶ月で認知が得られるならばいいかと思う。
で、仕事探しましょうね、と改めて言われる。
これが一番重要なことなんですよ、これが解決されればほぼ全て解決なんです、
と優しく諭される。
仕事、喉からバキュームカーが出るほど欲しいよ。
赤と一緒に出勤できる職場がいいな。(非常に少ないが、存在はするそうだ)
妊婦である今は新しい職を探すのが難しい。産後はもっと難しいよな。
でも絶対見つける。絶対見つかる。大丈夫だ!
ドイツのどこかで誰かが私を必要としているはずだ!(`・ω・´)
今行くぞおおおおおお!!!!
*
お客さんが来たよ。
5階の、しかも室内までわざわざ飛んできてくれたんだねえ。
嬉しくて、ほんわかした気持ちになった。
「彼は天のマリアからの使いで、幸せを運んでくれます。
振り払ったり殺したりしてはだめ、そうすると不幸になります。
もしてんとう虫があなたに向かって飛んできたら、子供たちを守ったり
病気を治してくれたりします。
なぜてんとう虫が幸せを運ぶのか?それは、7つの点があり、
7はラッキーナンバーだからだと思われます」
とネットで拾った。
私の所に来たのは点が7つ以上だよ!7つ以上の幸せが来るってことだね!ヤフー!!
「彼は天のマリアからの使いで、幸せを運んでくれます。
振り払ったり殺したりしてはだめ、そうすると不幸になります。
もしてんとう虫があなたに向かって飛んできたら、子供たちを守ったり
病気を治してくれたりします。
なぜてんとう虫が幸せを運ぶのか?それは、7つの点があり、
7はラッキーナンバーだからだと思われます」
とネットで拾った。
私の所に来たのは点が7つ以上だよ!7つ以上の幸せが来るってことだね!ヤフー!!
更に、初めて寄った雑貨屋さんのおばあちゃんが
「あれ、今日は妊婦さんが良く来る日だね。
妊婦さんってのはいちばんきれいな人だ。しあわせだものね。」
と言ってくれて、しあわせです、と答えた帰り道にうっかり涙ぐんだ。
しあわせですぞー。
22.Juni.2011
裁判のことだけれど、特に対策なんかしなくていいらしい。
今までに受け取った書類内容を全て把握して対策をしなければと思っていたけれども、
それをするのが弁護士の仕事のようだ。ありがたいことです。
私はただ行って質問に答えればいいようだ。
そして、私の行く裁判は、刑事裁判らしい。気付くのが遅いけれどもさ。
裁判所や弁護士から送られてくる書類の頭に
------ wegen ○○ im besonders schweren Fall u.a.
○○(主な犯罪行為名)に関する特にひどい事件等
とあるんだ(´・ω・`)この事件の題名らしい。
どういう場合に"im besonders schweren Fall"になるかを調べたら、
きちんと刑法で条件が決まっているということがわかった。
刑法の「以下の場合がim besonders schweren Fallだよ」の条項を読むと
この事件に気持ちいいくらい全部当てはまっているのがわかる。そして
「以下の場合は懲役何年以下となる」というのに照らし合わせてみると、
加害者は一番軽くて5年以上はお勤めなさるんじゃないかと思われる。
思いつくままに証言してた加害者の行動が、数々の犯罪行為にあたったようだ。
ひとつひとつがすごい役なので、トリプル役満もあるかも知れない。
不謹慎ですが、わくわくしております。容赦はしないでいただきたい。
弁護士H氏が懲役2年くらいじゃない?と言っていたのが気になるがまあいいとする。
不本意だが、色々引き算もされるんだろうな。
この国は女性に対する暴力にたいそう厳しいそうだが、実際どうだか見てみよう。
しかし、法律っていいね。知っていると助けになるし、自分の権利もわかる。
法律によってきちんと守られているという安心もあるし、読むだけでも面白い。
*
さてはて、突然だけれども割と男性不信になっていることに気付いたよ。
原因は加害者にもあるとは思うが、主に以下に述べる人にある。
この事件の二次災害だと思っている。
事件後、とある新婚の同僚が私に「愛している、君が欲しい、寝たい、キスしたい」と
まくしたててきた。
私が加害者と別れたから、この気持ちを抑えられなくなった!ということらしい。
しかも「今日君に告白したこと、会ったことは他の人には言うな」とか言っちゃう。
(゜Д゜)ハア?
もうアホかと。バカかと。というか気持ち悪い。私をどうしたいんだ?秘密の愛人かコラ?
私は彼のことを兄と思って信頼し、接してきていた。それが突然この騒ぎ。
で、その大告白の直前、金銭的に困っていた私にお金を貸してくれていた。
私を金で買うかのように(・∀・)
呆然として同僚兼友人に話し、ついでにうっかりシェフにも話した。
「いい加減にしろなめんな放っておいてくれ」と言ってお金はつき返した。
(大告白直後は呆然としすぎて、お金を返すどころではなかった)
(大告白直後は呆然としすぎて、お金を返すどころではなかった)
その後、どっから聞いたのか私が妊娠していることを知って
「どうして俺に妊娠のことを言わなかったんだ!?すまなかった!」
と劇的な感じで、告白をしたことを謝ってきた。
「どうして俺に妊娠のことを言わなかったんだ!?すまなかった!」
と劇的な感じで、告白をしたことを謝ってきた。
_, ._
( ゚ Д゚)・・・・・・・・?
どうやら「りりが自分を選ばなかったのは、妊娠していたせいだ!」と曲解したらしい。
(つまり妊娠してなかったら自分を選んだはずだ!可哀相なりり!みたいな超思考。)
思考回路はショート寸前♪というやつだろうか。斜め上きりもみ飛行とはこのことか。
今は一応普通に同僚として接してはいるが、仕事に関する会話以外はしない。
今でも二人きりになると、意味ありげに見つめてくるのだ。これがどうにも気持ち悪い。
攻撃的に書きはしたけれども、職場で一番彼を信頼していただけに
これは本当にショックな出来事だった。
彼は今まで私のことをずっとそういう目で見ていたのだ、と考えるともうやりきれなかった。
事件のショックの上に、更に追い討ちをかけるようなこの出来事。泣きっ面に蜂だ。
人は信頼できないんだ、とか私は殴られたり金渡されて寝たいとか言われるだけの
価値のない人間なんだ、とか思って本気で絶望し、自信もなくした。
もう今は友人と赤のおかげでばっちり立ち直ったけどな!!(`・ω・´)
で更に
たびたび男性客に「どこの国からきたの?」「名前は?」と聞かれるが
「プライベートなので答えたくありません」「言う必要を感じません」と言っている。
すると適当にニーハオとかコニチワとか言ってくるけど、完全無視。
「プライベートなので答えたくありません」「言う必要を感じません」と言っている。
すると適当にニーハオとかコニチワとか言ってくるけど、完全無視。
楽しくお客と話していても、出身国の質問となると突如氷点下になる私にびびる
同僚もいる。が、すまないが何となく気持ち悪くてだめなんだ…。
同僚もいる。が、すまないが何となく気持ち悪くてだめなんだ…。
性的に興味を持たれた気がするんだ。(←この辺の思考が二次災害の被害)
ちなみに女性客はそういう質問はまったくしてこない。
アジア人女性が大好きな年配のドイツ男性(独身)が多いよね…。
ドイツに来たばっかりの頃は(今もか?)そういうオジサンに目をつけられることが度々あった。もはやトラウマ。
アジア人女性はにこにこ笑ってハイしか言わないと思い込んでるんだと思う。なめんな(^^)
アジア人女性が大好きな年配のドイツ男性(独身)が多いよね…。
ドイツに来たばっかりの頃は(今もか?)そういうオジサンに目をつけられることが度々あった。もはやトラウマ。
アジア人女性はにこにこ笑ってハイしか言わないと思い込んでるんだと思う。なめんな(^^)
同じ男性でも、同僚たちには日本から来ただよーと普通に言えるんだがね。
なんだろうね。
(´-ω-`)
信頼できるパートナーは欲しいが、時間がかかるようです。
黒い気持ちにならないように、早くなるといいなあ。
7.Juni.2011
2ヶ月振りに会った弁護士H氏。今日は裁判と慰謝料のことについての話し合い。
会って二言目に
「それで、彼(=加害者)と連絡は取っているの?」
と来た。は、何ですって?と思わず聞き返す。
暴力を受けたにも関わらず、刑務所を度々訪問し愛を再び確かめ合う被害者が
いるようだ。僕は加害者に会うのは反対なんだけど、そういう変わった女性も
いるもんだからさ、ともらすH氏。
いるようだ。僕は加害者に会うのは反対なんだけど、そういう変わった女性も
いるもんだからさ、ともらすH氏。
弁護士や警察沙汰にしておいて、それはしませんよ、と答えたら安心していた。
しかしながらきっと、加害者の訪問履歴を調べるんだろうwいいけどさ。
彼から慰謝料をふんだくるのは厳しいようだ。
逮捕時に彼が失業者だったため。しかも既婚者で3人の子供がいるため。
なめんな、殴られ損じゃ済まさんぞ とは思っている。
失業者だから慰謝料を払わなくていい、とか甘い気がするの。
でも半分、まあ仕方ないから慰謝料申請をするだけはしよう、と思っている。
金は大事な点なんだが、なんかもう精神的な自由を得ることができたということに
比べてしまえば小さなことだ。どうでもいい。
で、慰謝料の申請には、私の収入証明や残高証明、賃貸契約書がいるらしい。
そこから計算するのかな。もう弁護士に全て任せる旨署名したので、
大船に乗ったつもりでいる。
もう一人の弁護士W氏からまた連絡が来ないんです、と嘆くと
「もっと早く言ってくれりゃいいのに。じゃあ今から彼の尻をこうやってあおることにしよう
(でこぴんのジェスチャー付き)」
と電話をしてくれた。もちろんいつもどおり彼は不在。
本当に早くしてくれーい。7月以降の滞在許可をいつもらえるのか気になるよー。
出廷は、5回のうち2回のみ、証言の日と判決の日のみにしようと思った。
何故なら、出廷すると漏れなく相手の弁護士からいぢめられるそうだからだ。
(日本で既に犯罪歴があるか、精神科にかかったことがあるか、とか
そういうことをちくちく質問されるらしい。数回なら別にかまわないが、それを
5日間やられると精神参るだろうから。)
もう一度、加害者が逮捕時に何と供述したか教えてもらった。
「りりは頭がおかしい。そもそも普段から、早く離婚しろと自分を脅していた。
自分はそのために、離婚弁護士に1200EURも支払った。
今日はりり自身がいきなり壁や机に頭をぶつけだしたので、それを落ちつかせる意味で
殴った。申し訳ないとは思っている。りりの怪我が酷かったので、病院に行こうと言ったが
りりが断ってきた。彼女はお酒を飲むとヒステリックになる。自分はりりを愛している」
( ´_ゝ`)フーン
H氏とともに、ため息。どこからツッコむべきか迷うよ本当に。
加害者はよくそうやって自己弁護するもんだよ、と慰めてもらう。
と言っても、彼の供述がどう間違っているか知ってるのは私だけなんだよな。
それでも私を信じてくれるH氏。
怪我の写真を見れば、どうやっても私が自分でつけることができない傷が多数あるそうだ。
前回自分の怪我の写真を見た時、頭が凍ったが、今日は冷静に見ることができた。
まるで知らない人の写真をみているような、不思議な気持ちだった。
*
私が妊娠していることを、あちら側はまだ知らないようだ。
裁判でツッコまれてももう面倒なので、うまく体のラインを隠す服を着ていくつもりだ。
妊婦か否かを質問されたら答えないといけないけれどもね。
そうすると、「なぜ加害者の子を産みたいのか」とまたエンドレスになるだろうなあ。
もう答えは決まってるからいいけど、もうあまり考えるのはよそう。
案ずるより産むが易しだ。そのまんまの意味で。笑
*
お口直し!目指すはこの親子 (●´ω`●)
*
この記事に拍手米下さった方、ありがとうございます。
そう言ってくださると、ひとりぼっちじゃない気がして嬉しいです、がんばります(`・ω・´)
18.Mai.2011
今日もまた弁護士H氏から、裁判に関する郵便。
裁判所から彼の所に送られる書類を、ほぼすべて転送してくれているようだ。
今日は、新しい証言者登場のお知らせ。
けがの写真を見て判断してくれる、法医学のお医者さんが新しく証言しにくるよ。
じゃあ、前にもらった証言者リストに載ってた謎のお医者さんは誰だ?と思ったら、
怪我した翌日に診てくれた、眼科のお医者さんのことだった。
*
私の左目はどす黒く膨れ上がり、目が開けられない状態。むりやり中を覗くと
白目の部分が全部真っ赤になり、膜のようなものが下まぶた周辺にたぐまっていたので、
ああこれは失明だな、と考えつつそのお医者さんに目を診てもらったのだった。
どうしたの、と聞かれたので、けんかしました、と答えたらそれ以上何も言われなかった。
警察に通報されるかと思ったけど、結局しなかったようだ。それとも、したのかな?
結局、眼科からの帰り道に自分で通報したから、今となってはどちらでもかまわない。
結局、眼科からの帰り道に自分で通報したから、今となってはどちらでもかまわない。
幸い失明の危険はないらしく、2週間と少しくらいしたら、自然に白目に戻った。
体にできる青あざみたいなものだったのかな。
彼に診てもらったのは、ほんの10分くらい。
彼に診てもらったのは、ほんの10分くらい。
それなのに、4ヶ月後になって顔も覚えてない患者のために3度も出廷しなきゃ
いけない気の毒なお医者さん、すいませんありがとう。若いのに。
(確かに警察で「ここの病院にいきました」と話はしたが、まさかかかった医者を
見つけ出してくるとは思わなかった。警察(検察?)こわい。)
(確かに警察で「ここの病院にいきました」と話はしたが、まさかかかった医者を
見つけ出してくるとは思わなかった。警察(検察?)こわい。)
お仕事を休まなきゃいけない給料分は、裁判所が払ってくれるから安心して来てくださいw
そうそう、証言者として来るための交通費も、その為に仕事を休まなきゃいけない場合は
その分のお金も、申請すれば裁判所が払ってくれる。
これなら元気に証言しに来たくなるからいいね。
*
私は、裁判に参加したい、と申し出たから参加するのだ。
と言えばいいだろうか、Nebenklageというのは。
検察官側として裁判をする、という感じらしい。
検察官のお手伝い兼、損害賠償も請求できる立場であります。
損害賠償も、申請しなきゃ請求できない。申請理由とその証拠も出さなきゃいけないw
検察官側として裁判をする、という感じらしい。
検察官のお手伝い兼、損害賠償も請求できる立場であります。
損害賠償も、申請しなきゃ請求できない。申請理由とその証拠も出さなきゃいけないw
心が傷ついたから、じゃだめ。心が傷ついたなら、精神科の診断書を提出せよ。
…だろうなー。容赦ないったらありゃしない(´・ω・`)
…だろうなー。容赦ないったらありゃしない(´・ω・`)
とにかくだ
告訴状(その事件で起こったこと、私が供述したことを全部文にしてある)を見たり、
被告人の名を見ると、当時の事を思い出して目から汗。
それでも、裁判の対策の為に、ちゃんと読まなきゃいけないだろう。
弁護士の所で、ファイルにはさまれた当時の怪我の写真をちらっと見ると、思考が止まる。
いちばんまずいのが、道を歩いてて思い出し、急に目から汁がでることだ。
事件から、約2ヶ月が経った。自分は、思ったよりも傷ついていたらしい。
事件直後は忙しかったこともあり、特に何も感じなかったけれども、
今になって状況が把握できてきて、能面みたいだった気持ちが溶けてきたような気がする。
克服には、時間の助けが要るようだ。
自分としては、昔のこと振り返ってイチイチくよくよしたくないんだぜ!
起こったことはどうしようもないものー。これからどう楽しい人生にしていくかだ。
自分のため、更には赤のためにもしたいことを満喫する!これ最強。
資格を取って、やりがいのある職に就いて、赤との時間も大切にするのだ。
資格を取って、やりがいのある職に就いて、赤との時間も大切にするのだ。
これが楽しみなんだ。
赤がいてくれてよかった。おまいさんが元気の源だ。
つーかおまいさん本当にいいタイミングで来たな!すごいぞえらいぞ嬉しいぞ!
赤がいてくれてよかった。おまいさんが元気の源だ。
つーかおまいさん本当にいいタイミングで来たな!すごいぞえらいぞ嬉しいぞ!
明日はおまいさんのために野菜たくさん食べるからな!笑
がんばるぞ!!(`・ω・´)9
14.Mai.2011
前日、最近あまりコンタクトを取っていなかった弁護士H氏がいきなり
「で、本当に裁判での通訳いらないの?警察の事情聴取で通訳使ってなかったの?」
と念押しの電話をしてきたので、何となく裁判の日程が決まったような予感はしていた。
使わせてもらったことないし、要らないお。
というのも、日本語通訳の方はたいていこの町の日本人コミュニティとよぉく
つながってらっしゃるし、その方から私の状況が他人に漏れる、ということを避けたいのだ。
守秘義務はあるだろうけれども、匿名だとしてもネタとして話されることが予想される。
で、個人特定、さようなら、といったふうだ。世界はとても狭いのです。
専門用語攻めされるとキツいが、それ以外なら何とかなる。いや、これから何とかする!
守秘義務はあるだろうけれども、匿名だとしてもネタとして話されることが予想される。
で、個人特定、さようなら、といったふうだ。世界はとても狭いのです。
専門用語攻めされるとキツいが、それ以外なら何とかなる。いや、これから何とかする!
*
裁判は約2ヶ月後で5回、3週間にわたる。
私が"証言者"として召喚されたのは2回目。被害者兼、この事件での唯一の目撃者。
その日は他にも証言者として、通報した時に聴取をした婦警、警視庁の聴取での刑事、
その他にも医師が来るらしい。多分私の怪我の写真を見て検分をした人だと思う。
(会ったことはない)どの箇所がハンマーの柄で殴られた部分です、とか証明してくれる
のだと思うけど。検察の人とかなのかなあ。ようわからん。
しかも、私に割り当てられた時間が2時間。
2時間もの間、相手の弁護士からいぢめられるんだwこわいww
いざとなったらH氏が助けてくれるに違いないが、ここで言い返せないのも悔しい。
しかし言い返したことで不利になるようなら、それも悔しい。難しいね。
召喚状には、証言者として出廷・供述するのは義務だけれど、他の日に裁判に来なくても
弁護士があなたの代理人でもあるので、裁判は進みます、とあった。
別に毎回来なくても問題はないですよ、ってことだ。
被告人を5回も見たくないけれども、これも中々ない経験だろうし、行くかな。
でもね、何が嫌って、いきなり質問ふっかけられて揚げ足取られそうなのがいやだw
テレビの見すぎだろうか(´・ω・`)
最終日に判決で、異存があれば裁判が続く…。
*
この7月は、私にとってものすごい7月になるだろう。
日本ですら警察や裁判なんて他人事だったのに、まさか異国でやる羽目になるとはな。
訴えられる側じゃなかったのが、不幸中の幸い。
もちろん、被害者としてだって、悲しいし痛いしつらいから嫌だけどな…。
起こったことは仕方ない!これからどうするかを考えねば。おうっ!
*
裁判が7月で出産が11月。ということで召喚状をもらってからパニクった私。
何でかって、裁判が終わったらドイツから「さようなら通告」を受けると思ったからだ。
その辺の不安をまた弁護士W氏にメールで伝えて、助言を請うた。
嬉しいことに翌日に返信、そして、滞在に関しては全く心配がないことが告げられた。
10月末までの、裁判に出廷するための特別ドイツ滞在許可の申請が
そのまま効く、ということだ。
裁判は飽くまで"予定"。
裁判官が病気で出廷できないかも知れないし、他の証言者が来れないかも知れないし、
意味のわからない遅延があるかも知れないし、被告が控訴するかも知れない。
7月以内に終わるとは、誰も証明できない。よって、どのみち長い滞在許可が要るらしい。
で、もらっちまえばこっちのもん。
で、もらっちまえばこっちのもん。
滞在許可は嬉しいが、裁判が数ヶ月に及んだら困るな、とふと思った。
精神的に疲れてしまいそう。
精神的に疲れてしまいそう。
だからって無罪判決とかされたら、こっちが控訴しなきゃならんだろうけどさ。
*
赤がお腹の中で、彼の父親の声を初めて聞くのが裁判所ってのもなかなか…。
というか、被告人はいつ、彼に新しい子供ができたことを知るんだろ??
裁判前に知るとしたら、弁護士づてで聞くのだろうけどもね。
裁判中に知るとしたら、どんな表情をするのかちょっと興味がある。
おしまい。
3.Mai.2011
Yes, I Can! Yes, I Can!!!!
と、鶏の手羽先焼きながら腹さすって力強く叫んでみた。
同居人が全員外出してるのは確認済みだ。
*
ということで、弁護士W氏への特攻が実って、やっとお話ができた。
予想通り、問い合わせをしたけれど返答がないため、私へ連絡しなかったようだ。
それにしても以下略とツッコむことは、彼と連絡がついたことが嬉しくて完全に忘却。
そして、ドイツで産めることがほぼ確定!
特別滞在許可が認可されたとしても10月末までなので、11月分娩予定の私は
Ablaufと同時に即ドイツから追い出されるかと思いきや、7ヶ月以上の妊婦は
危なっかしいから、飛行機に乗らない方がいいそうだ。気圧の関係とか、荷物とか。
LufthansaのHPには、妊婦が望むなら36週まで搭乗可能だと書いてあるけれど、
私は望みませんとも!ご心配にはおよびませんぜ!いえあ!
認知問題だが、問題は彼が私たちに生活費を支払えるか否か、にもあるようだ。
養育費払いたくないから認知しない、という考えもあるので。
認知した場合、彼の国に引っ越すという可能性も出てきた。
彼の国が、私と子供が彼の国にいる限り、金銭的に支援してくれるからだ。
しかしながらそこで出てくるのが私の言葉の問題だが、
それはドイツとの国境ギリギリに住んでしまえば解決。国境では、ドイツ語も通じるので。
(まじ?らっきー!と思った自分がいる。その国には住んでみたかったのだ。笑)
私がドイツで仕事(安定した収入源)を見つけ次第、ドイツにお引越しする、
という案をW氏が出してくれた。
認知しなかった場合?そんなことはゆるさん。…いや、実際よく分からないんだ。
ともかく、産まれるまでは認知問題はお預け。
今の状況に変化が無い限り、滞在許可の問題はないですよ、となぐさめてもらった。
ひとまず安心。次は、金銭的問題も解決できるようにせねばな。
外人局から何か、書類を提出するように、というお知らせがきましたか、と突然質問される。
否定すると、当方にもありません、それはつまりあなたはまだ特別滞在許可(FBではない)
をもらえないということで、更にいうと、裁判の日取りの目処が立っていないことを
意味します。そしてつまり、あなたの滞在期間は長くなるということです。
だそうだ。確かに!!(・∀・)何も考えてなかった。
一番遅くても9月に裁判ですよ、ともう一人の弁護士H氏に言われてはいたが、
これはもしかすると、私の事件は後回し後回しにされているかも知れない。
複雑だけど、今の私にはそれが、都合がいいと言わざるを得ない。
しかしながら、毎度毎度W氏のプロっぷりには頭が下がる。頭が良すぎるよ。
領事館から連絡が来たらすぐに連絡してください、と念は押させてもらった。
すっきりすっきり。
もう、あらゆるものに感謝しまくって頭がおかしくなりそうだ。
嬉しいなあ嬉しいなあ、ありがたいなあ。赤や、我々は幸せ者であるぞ。
明日Mutterpassもらってくるぞおおお!!イヤッホォオオオオウ!!!!
もらったらもうMutterpassと一緒に寝るかんね!!
28.April.2011
弁護士W氏からの連絡が途絶える。
先週中には連絡します、と電話が来たのが先々週。
今週に入ってから、こちらから電話攻め、メール攻めをするものの、反応なし。
今日は彼が講義を持っている曜日だから、高確率で連絡がないであろうことはわかる。
彼は以前にも、1週間約束が遅れる、という所業を2回やらかしている。
お忙しいのはよくわかるが、弁護士でありながら、口約束が守れないのは困る。
(ドイツでは、口から出任せを言う人が多いので書類を重視する、とは聞く。
毎回E-mailかFaxで約束の期日を送ってもらったほうがいいのかも知れない。笑)
あなたはたくさんの依頼人がいるかも知れないが、こっちはあなたしかいないんです。
Mutterpassをもらっていいか、つまり正式にこの赤を産めるかどうか知りたいんだ。
産めるなら、それに引き続いて、坐骨神経痛の事もお医者さんに相談できるのに。
悲しすぎる。また1週間ただ待たされるとか、あたまの神経も参っちゃうよ。
仕事もまた回してもらえなくて、家で座ってるしかやることないなんて(´;ω;`)
今日はFrauenberatung(カウンセリング)に行く日。
全ての結果が出ているのが今日だ、と見込んで時間を取ってもらったので、
W氏の未連絡は、今日の相談が平行線になることを意味している。
悲しい。おーこーるーぞー さすがに。
明日連絡が来なかったら、弁護士H氏に圧力かけていただこう。
仏もといアジア人の顔も3度まで です、W氏。ふくくくく。
15.April.2011
一昨日、弁護士W氏から電話連絡。
私にFiktionsbescheinigung が交付された理由が分かった。
■外国人犯罪被害者への、目撃者として裁判で証言するためのビザは
検察や警察や弁護士からの書類が必要で、外人局の独断では発行できない。
全ての書類を集め、承認されるまで時間がかかる。発行されるまでの期間、
私は身分証明書がない(=不法滞在)ことになる。
その状況で警察等に職質されたりすると厄介。
という訳で、仮の身分証明書としてのビザを発給されるに至ったそうな。
■労働条件について
残念ながらおそらく私は今の職場での労働許可は出ないだろう。そもそも申請して
結果が出るまでに時間がかかりすぎ、その間働けないのは不便。
という訳で、学生延長ビザとも言えるこの仮のビザでもって即働けるように計らった。
どのみち職場の契約書は10月半ばまでの期間限定であり、
しかもうちの職場は天気によって営業するか否か決まるので、
1年間に90全日、180半日以内の労働条件でも足りるでしょう、とのこと。
なるほど納得。何で私はそこに考えが至らなかったのか。弁護士さんすごい。
*
先日、友人であり同僚でもあるCに、新入バイトで誰が残ったか話を聞いた。
すると、ただ2,3ヶ月だけ働きたかった子、毎回ばっちり休憩取って毎日7時に
帰りたかった子がクビになったと聞いた。
うわ。
いやさ、問題は前者。
社長は確かにこのセゾンを継続して働ける人が欲しい。
確かに10月まで契約書がある私も、労働許可(FB)は7月頭までだし、
お腹大きくなってきたら働かせてもらえないと思うし、これはちょっと私の首も危ないかも。
もちろんこの仕事を見切って他で働くのもアリだとは思う。他の仕事場もあるっちゃある。
でも、ここに保険を払ってもらってるんだよね……。
払ってもらっておいて、他で働いてしまうと、また面倒なことになる。
支払いを打ち切られたら本当にシャレにならない。妊婦だから、これから絶対に保険が必要になる。
保険アリで産んだ場合、もちろん全て無料。
保険ナシで産んだ場合、6000ないし7000EURかかるんだそうだ。払えない。
という訳で本日経営者と社長とオハナシしなければならないようです。
怖いが、一縷の望みを捨てずに行ってくる。
8.April.2011
仕事場の社長と秘書に、顔を出しに行った。
当初のにこやか歓迎ムードも、妊娠証明書を見せたところで一変。
早産の危険性が…やら大きなお腹の従業員を客が見たら…とか流れた後まとめ
「産むかおろすかもう一度考えて、でも妊婦は客対応に出せない(雇う意味がない)から
それは念頭に置いておいてね」
つまり子供か仕事か選べというわけです。
働きたいなら子供をおろしてくださいと暗に言っているわけです。
この仕事が子供をおろすほどの価値があるか否か。
否。
でも働かないと子供養えない。
でも子供産むと働かせてもらえない。
呆然としつつ帰宅。しんじゃったほうがいいかとふと思う。
*
お昼頃、弁護士H氏の待合室に、泣きたいのを一生懸命こらえつつ座る私。
一人がまん大会をしていると、H氏の助手S氏があらわれ、私が元気か調子はどうかと尋ねてきた。
反射的に げんき・・・と言いかけたところで堤防決壊。
午前中に起こったことを話し、昨日もらった謎のbescheinigungの事を話し、
産まれて初めて自分のハンカチで鼻かんだあと、S氏と共にH氏の事務室へ通される。
後で手洗いするべきか、洗濯機に直接放り込んでしまうかちょっと悩む。
一通り話して、今日の課題は電話かけだ、となる。
支援団体に電話して私への金銭的支援のGOサインをもらうため、
そしてなぜ私がFiktionsbescheinigungをもらったか、もう一人の弁護士W氏に
直接聞くためだ。
さて、支援団体の電話番号表の上から下まで電話をするH氏だが、一向につながらない。
なぜなら、お昼休みだから。電話は鳴らされるがまま。電話の横にいたって関係なし。
メルケルがかけてこようとも関係なし。誰もとらない。
くそ支援団体め、と依頼人の前でうっかり口走る弁護士H氏。
金曜午後に働いてるのは警察か弁護士くらいだよね、とS氏とぶさつく。
今日弁護士事務所に来た意味があるのかないのかちょっと考え込んでいると、
「おなかすいたもうだめ。僕たちも何か食べよう。何食べたい、上海?ドイツ?」
とまくしたてられたので、ここぞとばかり上海料理に一票入れた。
おごってくれるらしい。
弁護士って依頼人をご飯につれてってくれるもんなの?いいの?らっきーありがとう。
S氏もほくほくと上着を着て、みんなして出発。
最初に「お財布にもう2ユーロしかないんです」と言ったのが効いたのか。
いや本当に2ユーロしかなかったんだよ。
道すがら、S氏が元刑事で、その後にH氏の元で助手をしているのだと聞いた。
性犯罪専門だったから、暴力等による被害者専門のH氏の所に来るのは理に適ってる。
それにしても刑事の後に弁護士助手として再就職って面白い。
そういえばS氏は50代半ばくらいに見える。でも刑事っぽい厳しい感じはなくて、
むしろ冗談の頻度がはげしいのが玉に瑕だと思った。
早口と方言のせいで聞き取れなくても、一人で自分のネタにウケているため
「え?何ですか?」なんて気の毒で聞き返せない。
上海料理というか中華料理ビュッフェで、酢豚だの野菜炒めだのココナツソースの
鶏肉だのもう うまうま食べた。烏龍茶までもつけてもらった。
もう本当に美味い。やめられない。中華料理ばんざい。最高。
ちなみにH氏は非常に大きなビール樽体型なので、食べる量は観ていてとてもすがすがしいものだった。
皆でアイスも平らげた。H氏は5玉かっぱらってきた。
「甘いものは弁護士に必要な食品なんだよ」と教えてくれる。
会計をしたところでGlueckskekseと梅酒が出てきた。
梅酒。わたしのうめしゅ・・・・。大好きなんだけども今回は代わりに涙を呑んだ。
アルコールは今はだめだからね。…ちょっと舐めたけど。
事務所に戻って、やっと援助団体からのGOサインが出て、援助を受けられることになった。
これも長くて5,6ヶ月らしいけども。ちなみにWeisser Ring という団体です。
何だかとても早いGoサインだったらしく、S氏の「脅したの?ww」に「必要なときは…ね」と
返したH氏がちょっとこわいと思った。やったのか。
次の依頼人も待ってるし、私となぜかS氏も共に退散。
帰り際に、「絶対大丈夫だからね、君はいい子だからね、何かあったら助けるからね」
と頭をよしよしされて、恥ずかしいけどすこし嬉しかった。
援助を受けることは根本的解決ではないんだけども、これは助けになった。
次に、子供がドイツに滞在できる権利を持っているかどうかを、外人権利専門のW氏に聞かないとだ。
元パートナーはドイツ人じゃないけどEU圏内の人だから、もしかしたら…という可能性があるため。
うん、もしかしたら彼の国に行った方がいいのかもねwまったくしゃべれないけどもww
週末は物事が何も進まないからきらーい。
でもがんばる。