出産

4.Dezember.2011

"評判のいい"ドイツの入院食。
私の入院中はこうだった。

■ 17:00の夕飯 ■
abendbrot
献立:
スライスチーズ2枚、パン2枚、ピクルス1本、葉っぱ1枚、クリームチーズとチーズ、バター、りんご

■ 7:00の朝食 ■
fruehstueck
献立:パン2枚、チーズ1枚、クリームチーズ、ジャム、バター、コーヒーと砂糖とミルク

この病院の名誉のために。
体調がいい人は、朝食ビュッフェで食べられる。暖かいパンやサラミ、ミュスリ等
品揃えばっちりで、とても美味しく、大満足だった。
上の朝食は、私が眩暈でへばっていた日に運ばれてきたもの。

■ 11:30の昼食 ■
mittag
献立:子牛のシチュー、マッシュポテト、サラダ、スープ、チョコケーキ
美味しすぎる…!朝食と夕食とのギャップが激しい分、美味しさとゴージャスさは3倍(●´ω`●)

結論:
ドイツの入院食、見た目は質素すぎるが、味は別に悪くない。
パンが美味しいからか、私が何でも食べるからかはわからないが…。

ドイツで出産する人へアドバイス:
入院中の食事に関してだが、夕食と朝食の間が12時間以上空く上に、夕飯は軽めなので、
夜中の授乳の際、お腹が空いて泣きそうになる。
よって、SalzstangeとかスニッカーズみたいなものをKlinikkofferに入れておくといいと思う。

陣痛中と、そして特に入院中のために。入院中は本当に、切なくなるくらいお腹空きますぞ。

出産直後にお腹が空いて死にそうだと助産婦さんに訴えたら、夜中にも関わらず
分娩室に食事(入院食の夕食だと思う)を持ってきてくれた。
(出産2時間後、つまり赤子の身長体重計測後)
コットに入れてもらった我が子を眺めつつ、血まみれのベッドの横でもりもりと頂いた。
何が言いたいかというと、出産後にお腹が空いたらご飯がもらえるかも知れないですよ、ということだ。
助産婦さんに聞いてみるといいと思う。

さらに、お見舞いの人へ:
個室ならいいかも知れないし、病院によって違いはあるかもしれないが、
手土産にお花を選ばないほうがいい。病室に花を置かないという決まりがあったので、
行き場を失くした花たちで、ナースステーションが華やかになっていた。花瓶もほぼなかったしね。
産んだ人へは食べ物(甘いもの)の差し入れがいいと思う。ドイツのご飯の量は少なめなので、くれたら嬉しい。
高いものじゃなくていいんだ。ウエハースとかチョコバーとか、気軽に食べられるものがいいんだ。
私だけの好みっぽいが、結構みんなに当てはまるのではないかと思う。

*

番外編として、お世話になったもの
griff
真ん中にある、三角の手すり。
陣痛の時はこの人にもすがらせてもらった。君なしでは乗り越えられなかった。ありがとう。

そして生後4日の息子氏のようす
sohn2
「ほわちゃ!」と、何かと戦っておられます。

プライベートがないことと、同室のチェコ人のひっきりなしのお見舞いとデカイ声での電話には参ったが
なんだかんだと楽しい入院生活だった。
上げ膳据え膳…最高ですね。ふふふ。

長々と読んでいただいてありがとうございました。一緒にぽちっとお願いします!
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2.Dezember.2011

出産記2に書き忘れましたが、胎盤も見せてもらいました。
出産後にあんなに大きな内臓が体内から出て行ってしまうのだから、そりゃあ眩暈もしますよね。

1日目
最初は3人部屋を1人で使用できていたが、じきに帝王切開帰りの女性とで使うことに。
日本の病院のように仕切りのカーテンがないので、プライベートなし。
彼女のだんなさんが来ている時に授乳をするのが、何とも気まずかった。
因みにここは母子完全同室システム。シャワーの時以外、基本的に赤子を預けてはいけない。

ベッドから降りてコンタクトレンズを外すも、ものすごい眩暈にやられてベッド脇に倒れる。
看護婦さんに、ベッドから降りるときはナースコールをしなさい、と怒られた。
トイレに行くにも、2人の看護婦さんに両脇を抱えられながら、
更にパット替えも何もかも、全部していただく。
トイレ中に眩暈がした時には、パンツを下ろしたままの格好でベッドまで連れ戻される一幕も。
トイレもシャワーも病室内にあったので助かった。

体調がよくなった午後、病院受付で、役所への誕生届け手続きを済ませた。

2日目
運よく、またも部屋を独占できることになる。
普通なら3日目に退院らしいが、シングルマザーなんだし、もっとゆっくりしていらっしゃい、
と入院続行を勧められる。内心、ラッキーと思う。

息子氏に吸われる乳首が痛い。
「マゾだ、マゾの心境になるんだ…!」
と自分に言い聞かせながら授乳。マゾの人は乳首を痛めつけられるとしあわせそうなので。
そして分かったのが、自分はマゾにはなれそうもないということだ。痛いものは痛い。

3日目
午後に、今度は陣痛中の妊婦さんと部屋を共有することになる。
(この日の夜、彼女は娘さんと一緒に病室へ戻ってきた。)
彼女が分娩室に行ったスキに、入院以来初のシャワーを浴びた。
本当は、出産翌日から浴びて良かったのだが、体がだるくてそれどころではなかったのだ。

息子氏が、細い線のような血の混じった母乳を吐く。
乳首表面の傷、もしくは乳内部に入り込んでいた細菌さんのせいらしい。
息子氏に害はないから、授乳は続行してね!とのこと。
吸われ始めは乳首が痛いけれど、その時は深呼吸をして痛みを逃すのよ!と助言をいただく。

ノーブラで歩くとパジャマ表面に乳染みができ、さらに乳首が服にこすれて痛いので
授乳ブラとパット装着。非常に快適なので、非常に幸福になる。

U2がある。
息子氏は医者に、元気におしっこをひっかけていたが
医者も慣れたもので、すばやい反射神経で後ろへ飛びのき、おしっこを避けていた。
めちゃくちゃ健康です、と太鼓判を押される。さすがアプガースコア10/10(`・ω・´)
あなたを誇りに思うよ、息子氏。

4日目
(私の)お通じを強制的に出すために、座薬を処方される。
人生初の座薬は即行効き、イボンヌを悪化させるに至ったので、そこへ更に軟膏ももらう。
痔が酷くなるか便秘になるか究極の選択ではあったが、個人的には便秘を選びたかった。痔、いたい。

今日こそ退院かと思いきや、ええー、明日にしなよ、ねえ? と
医者と看護婦に勧められるがまま、明日まで残ることになる。
(入院費用も何もかも保険会社が全部払ってくれるので、心置きなく。)

ナースステーションで看護婦さんと共に、息子氏にうつぶせをさせていたら
「あら、あごが可愛い…
と、通りすがりのお母さんにうっとりされる。
息子氏のチャームポイントは、あごらしいことが判明した。そういわれてみると、かわいい。
それにしても、顔じゃなくて、あごがかわいいんだね!顔じゃないんだね!

5日目
縫合の治り具合を見てもらい、痔は6週間以内には治ると思います、と診断されて退院。
退院は、したい時に勝手に荷物をまとめて、受付で「退院します」と一言告げて
さようなら、でいいらしい。面倒臭くないので、素晴らしいと思った。

*

機材がとても古い病院だったが、看護婦さんのきめ細かい気配りが素晴らしかった。
日本の病院でもまずないんじゃないか、というくらいに色々と気遣ってくれるし、
痛いといえば軟膏をまるごとくれるわ、シングルマザー支援協会の人を派遣してくれるわ(頼んでないのに)、
居心地がよすぎて、もっと滞在したいと思ってしまったくらいだ。

ネット上では評価が悪かったこの病院だったが、最高だった。
第2子を産むとしても、この病院に来たい!

ということで、出産記は終わりです。
ドイツ病院のご飯のようすもそのうちに少し触れたいと思います。

*

生後2週間経った息子氏、早速もう顔つきが変わってきた。やっと私に似てきたので、安心している。
2週間でこれだけ成長されてしまうと、自分が取り残されたような気分になる。
一緒に成長していきたいものだ。

10ヶ月も妊娠していたのが、夢のようです。今や住人不在で寂しいお腹に、ポチをお願いします(´・ω・`)
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27.November.2011

出産記1の続きです。

23:00
何かが膣から漏れ出したので、履いていたパジャマズボンを脱ぐ。
量とタイミングからから推し量るに これは高位破水で、これから陣痛が酷くなると考える。
助産婦を呼ぼうか呼ぶまいか迷うが、別にいいや、と呼ばないことにする。

23:20
陣痛の痛みが、理性によるコントロールが不能な域へと及び始める。
陣痛がくると同時に、さっき脱いだパジャマズボンを思いっきり両手で絞りあげないと、堪えられない。
目をぎらぎらさせ深呼吸をしつつ、力いっぱいズボンを絞る。
(目を閉じると痛みに集中しちゃうからよくないらしい。)

さすがにこの辺でナースコール。

23:30すぎ
助産婦さん登場。
さっき一人産まれたことやら、これから私が分娩室に運ばれることを一通り聞いてから

「さっきなんか漏れました」「破水したのよ」
「もういきみたいんですけど」「ちょっと待って。今は子宮口が…9cmと少し開いたね」
「え、じゃああと1時間くらいで産まれますか」「今いきめば今日中に産まれるよ。おしっこしたい?」
「したくないですけど一応トイレには行きたいです」「うんこはだめよ、それは子供よ」

見透かされたように言われ、もううんこと子供同時に産んでやる、と腹を決めつつも
未だに現実を把握できず、半ば呆然としたまま、分娩室へ運ばれる。
会話の途中で私の声色がいきんだらしく、いきみたい時は
「ハッハッ」と胸呼吸をしていきみ逃しをするように言われる。
もう、助産婦さんの言うことをそのまま繰り返すしかできない。思考能力停止中。


分娩室
ああ分娩室。
トイレに入って便器を見た途端に全力でおしっこがしたくなるように、
分娩室の「さあ産みたまえ」という万全の設備を見た途端、もう全力で出したくなった。

このあたりではもう産みたい衝動に体を乗っ取られ、自己コントロールが利かない。
痛みは感じない。とにかく出したいのだ。もれるー、という生理的な焦りだ。

なんとかよじ登った分娩台の上で、天井からぶら下がるザイルをつかませてもらい、
「なんで私の手はこんなにがくがく震えてるんですか」
「っていうか風が冷たいから窓閉めてください」
「あと30分で産めるんですか」
と熱に浮かされたようにべらべら喋る私に、いちいちマメに答えてくれる助産婦さん。

そのうち、股間から水分が勢い良く噴出した。助産婦さんが本格的に破水させたらしい。
次陣痛がきたらこういきむのよ、と毎度具体的に言って示してくれる彼女のお陰で、
少し冷静になる。が
途中で「今いきまないで!会陰を伸ばして慣らさないと裂けるよ」と言われるものの、
ええいだまれどうでもいいわ!と思い、いきむ。
すると下半身が急にカーッと熱くなった。きっと今裂けた。

自分がうわあああと叫んでいるのに気付く。
「頭が出てきたから触る?」と聞かれるも、産んだ後にします!と即答。
裂けた所に触ってしまったりしたら、冷静になって怖気づき、産む気をなくしそうだったからだ。

23:45
「産まれたよ、男の子だよ」と声をかけられたので、我に返って自分の股間を覗き込むと、いたのが息子氏。
おお、すげー!お前が赤か!!お前だったのか! というのが最初の感想。
私が誰だかわかるか聞いてみたら、息子氏は少し うあー とか言っていた気がする。

(顔を見、私にも赤父にも似てなくね?あれ、私誰の子産んだんだ?という感想も持った。
 なんでだろう(・∀・)顔がむくんでいたからだろうか。
 とはいえ、もちろん素敵な人間に変わりはない。)

とにかく、お腹から人が出てくるという現象が不思議に思えてたまらなかった。
感動とかよりも驚きの方が大きく「うわ、目開いた」「動いた」「息してる」だの
助産婦さんが思わず笑うようなことを、思いつくままに言った。

ほらまだ脈打ってるでしょ、とへその緒を握らせてもらう。あったかくて、けっこう分厚い。
胎児が外に出た後も、へその緒は2分ほど脈打ち続けるらしい。
脈打ち終わったそれを、がっつり切らせていただく。ゴムホースを切っているような感触がする。

それから服を脱いで、抱っこ。
息子氏には血がついていたけれども汚い感じがしないし、何だか懐かしいようないい匂いがする。
ふご、ふごっと腹の上を彷徨っていた息子氏だが、助産婦さんが私の乳を搾ると、
ふんふんと鼻息を鳴らしながら吸い始めた。
意外と強い吸引力に、こちらは目を白黒させるばかり。
母乳は羊水と同じ匂いがするので、赤ちゃんはすぐに母乳にとびつくんだそうだ。

そのまま分娩室で、息子と二人きりのプライベートな時間をもらい、その後
抱っこしたまま女医さんに裂傷を縫ってもらう。この麻酔をうたれる時が一番痛かった。
ひいっとわめくと、「ほらー赤ちゃんが今びびったでしょ、あやまんなさい」と助産婦さんに諌められてしまった。

女医さんはとても沈痛な面持で、2件の帝王切開が入ったとはいえ、
私の出産に立ち会わなかったことを心から詫びてくれた。謝るドイツ人なんていたのか。
が、そもそも何が出産スタンダードか知らない私が いやもう全然問題なかったんで…と慰めるも、
いやいや、申し訳ないです…(´・ω・`) とこちらが恐縮したくなる勢いで謝ってくれる。

出産には、そういうわけで助産婦さんのみが立ち会ってくれたということだ。
彼女の言うことだけに集中できたので、彼女一人だけでよかったと思う。

息子の計測の時。
「52cmと3150gだね。長くてスリムねー。いいわね」
「え そんなに長いんですか!?私アジア人なのに?」
「胎盤が大きかったからね。食生活にも関係してると思うよ」
「きっとスニッカーズだ」
「スニッカーズは長いでしょ?ほらね!」
という会話があった。
ちなみに産まれた時の身長が大きいからといって、大きく育つわけではないようだ。

それと、胎盤を持ち帰るかどうかも聞かれた。半分冗談ぽいニュアンスでね。
胎盤を幼い木の下に埋めて、木と共に子が育つよう願うというやり方があるそうなので。
残念ながらうちには庭がないんです、と丁重にお断りした。

*

会陰裂傷にまつわる痛い話。
出産を終えた方、妊婦でない方、あまり気にならない方は反転でどうぞ。
--
会陰というか膣、どうも前後に裂けたらしい。
(何針縫った、とかは聞いていない。相当長い時間縫っていたので怖くて聞けない…)
というのも、息子氏がこぶしを耳の横に当てたまま出てきたらしく、
会陰マッサージをしていたとはいえ、どのみち裂けなければいけなかったようだ。
こういうこともあるようです。

--

一旦この辺で切ります。続きはまた後日に…。

押していただけると励みになります(`・ω・´)
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26.November.2011

前提:出産場所はドイツ、クリニックは年に約1000出産という規模、
   Babyfreundliches Krankenhaus 赤ちゃんに優しいクリニック。(ここにはこだわった。)
   私の妊娠中は健康そのもの。
結果:出産時間7時間ほどの、横になって片足上げての普通分娩
   会陰裂傷、推定全治6週間の激しいイボンヌ

陣痛中にアロマバスに入れてもらうことを楽しみにしていたし、そもそも水中出産をしたかったのだが、
それらを実現するには、ありがたいことだが、あまりにも時間が足りなかった。

おしるしやら陣痛やら の投稿が18日の19時過ぎ。
ここから起こったことをまとめてみようと思う。

11/18 19:00頃 自宅
だんだん、局部が重く痺れる感じの鈍痛が4-6分間隔で定期的にくるようになる。
面白いほど時間通りに痛みがくるので、すでに愉快さすら感じている。
「くるぞくるぞくるぞ おお来た!時間通り!素晴らしい!」みたいな。
あまりにも下半身がだるく、座ったまま動けなくなってきたので、そのままネットゲームをして遊ぶ。

出産が近づいてるという実感は全くなかったが、それでも
・5分間隔が2時間続いたら と
・喋れない、本も読めない、いっぱいいっぱい になるほどの痛みになったらタクシーを呼ぼうと考える。

20:00頃
一応聞いてみようかな、と助産婦さんの携帯に電話をしてみたものの繋がらず、
「一体どのくらいの陣痛間隔になったら病院に行けばよいのでしょうか」
とSMSを送る。

20:20
5分間隔が続き、たまに3-4分間隔にすらなるが、痛みがそれほどでもない。
とはいえ不安になってきたので、産む予定のクリニックに電話。

電話を取ってくれたのがなんと、今さっき電話してつながらなかった助産婦さん。
(彼女、当然ながら仕事中は携帯に反応しない。)
彼女はこのクリニック付きの助産婦であり、
私のNachsorgehebamme(産後に自宅訪問してアドバイスをくれる助産婦)でもある。
いつも不定期に勤務している彼女の勤務日にあたったのは、ラッキーすぎる。

「あなた自身はどう感じるの?私は、ぼちぼちこちらへ向かうといいんじゃないかと思うよ」
と言ってもらうも、21時になってもまだ5分間隔になっていたら行こう、とゲーム再開。

21:00
5分間隔が2時間続いた。しかしまだ我慢ができるため、あと30分待とうと決心。
「大体さ、全然はっきりした痛みがないからクリニック行けばいいのか否かよく分からないんだけど」
と中の人に愚痴ったら、次の5分の波でクソ痛い陣痛が来る。
すぐに非礼を詫びたら、次からの陣痛が和らいだ。中の人こわい。

この辺りから、もうクリニックに行かなきゃだめなんだろうな…とだらだら考え始める。
(出産する、ではないところがミソ。)
ちびトランクの中身を最終確認し、足りなかったお菓子を詰め込む。

21:40
行くのやだな…と若干憂鬱になったところで、またも中の人から激しく痛い陣痛を見舞われる。
さらに激しい胎動のおまけもついた。

それに急かされるように勢いでタクシー会社に電話、数分後には車中の人になる。
タクシーのおじさんに、昔は男は分娩室に入ってはいけなかったから、その間に酒場で一杯やったもんだが、
最近は…とかいう今昔話を聞かされた。
自分から「今陣痛中なんです」と言ったためか、おじさんの性格のためか、
乗車を嫌がられることは意外となかったし、出産へ向かう妊婦を乗せるのは慣れっこのようだった。
領収書をきっちりと頂く。(あとで保険会社にタクシー代を出してもらうため)


22:00 クリニック
分娩室受付で助産婦と爽やかにごあいさつ、まず診察室で子宮口を見てもらう。
「6cmだわ、りりさんいいタイミングで来たわねー」
まだまだ開いてないから家に帰れ、と言われると思っていたので、これには一安心。

CTGの部屋が準備されるまで、分娩室から

あああー…ああああううううう…うううああああ…ああああ……

と、低めの苦しむ声が継続的に聞こえてくる。これは怖い。ヒトの本能がびびる感じの深刻な怖さだ。
お化け屋敷のBGMとして分娩室の音声を流したら、トラウマになる人が続出するに違いないと思う。

どうやら今晩は4人の妊婦が押しかけるという大盛況っぷりらしい。
助産婦いわく、だいたい19日周期でこういう盛況日が来るとのこと。
月とはあまり関係がないのだろうか。

22:20
CTG部屋でCTG開始。自分の陣痛の波を眺めながら過ごす。少し目を閉じると眠れそうだ。
陣痛マックスの時はグラフが富士山みたいになるとネットで読んだが、
自分はまだまだだな、明日あたりに出産だなと考える。

分娩室からは叫び声が聞こえていたが、直後に聞こえた赤ちゃんの産声に、こちらまで目が潤んだ。
Youtubeの出産ビデオで何度も見たように、私も出産直後は感涙するんだろうと思うが、
出産するという実感が、未だに全くわかない。

続きます。

ぐずる息子氏になぐさめのポチを…。
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23.November.2011

前回の投稿から5時間後、母になっていました。
52cmと3150gの息子ができました。奴はなんだか長くて赤いです。


出産はとても興味深いものでした。
見えざるものに体と痛みをコントロールされながら出産に至った、至らされた?ような、
どうにも不思議な感覚です。

今は元・中の人と知り合ってまだ数日なので、もう少ししたらふと更新します。
とかいって明日するかも知れないですが(・∀・)

気にかけてくださったかた、本当にありがとうございます。(コメントは後日返信させてください)
助産師もびっくりの安産菌を撒き散らしつつ、退院したての今日は、ぐったりいたします。
 (`・ω・´)つ≡ ● ● ● ●


皆さんも、よい出産を。


ちなみに、
子宮口は本気を出すと1時間半で3-4cm開くので、お気をつけて…。


19.November.2011

意外と、事が早く進みすぎて現実を把握できておりませんが。

40W0T 22:00
横になってしばらくしたら生理痛に近い痛みがある。鈍痛、そして刺激痛、ついでに胃痛。
数日前はすぐに治まったが、今回はなかなか引かず。
びびりながらも寝入ろうと努力、成功。

時間(予定日)に正確なのはいいが、お前のベッドマットと、掃除機がまだ届いてないんだが…
とがっかりする余裕がある。

40W1T 5:45
お腹が相変わらず痛くて目が覚める。
何か漏らした感じがしてトイレに行き、生理最終日のような茶褐色の血を確認。
うわ、来たよ!ちょっと早いんでないの、と中の人にツッコむ。

軽く興奮して寝られず起きるも、股間に差込み痛。
リアルに、いまこの瞬間に子宮口が開いてるのではないかと思える場所と痛み。
穴から上に向かって、細長い痛みが つーん と下半身を突き刺す感じだ。
不快な痛みとはいえ、我慢はできる。
7-15分間隔の痛みが続くも、2時間ほどで治まる。

(その合間に、いそいそとマニキュアを塗り直す私。部屋がくさい。何をやってるんだ一体。)

胎動は、いつもの右肋骨下ではなく、胃とへその間で感じるようになる。
骨盤外側あたりに、筋肉痛のようにどんよりとした、だるい違和感がある。
穴が痛くて、まっすぐ椅子に座れない。痔の膣バージョンみたいな感じだ。
片道10分の銀行へ出かけるも、歩くと骨盤が痛い。大股ではもう歩けない。

午後にも、10分間隔の痛みが1時間ほどあるが、すぐ不規則になる。
ゼリー状の血がにょろりと数度出てきたりする。
痛みの程度は、注意を他に向けていれば気にならないものから、息が詰まるものまでまちまち。
身体はだるいのに、じわじわと襲ってくる生殺しのような痛みにうんざりして寝られない。
痛みがだんだん強めになっている気はするが、なるべく気にしないようにしている。←今ここ
5分間隔が2時間くらい続いたら病院に行こうとは思う。
どのみち明日の早朝に健診なんだがね…。


そんな母体とは対照的に、なにやら明るく楽しく溌剌と動いている中の人。
今日は特に元気だね。その調子でのびのびと育っておくれ。

*

ちなみに赤用ベッドマットは予定日の翌日に到着した。セーフ。待ってくれてありがとう赤。
ありがとうついでに、明日掃除機が着くから、明日まで待ってほしい。頼むよー。
さて、いつ出てくるのかな。

予定日が近い方、お互いに出産を満喫できたらいいですね。
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